【東京モーターショー2017】今回最大の目玉はスーパーカブのフルモデルチェンジ!? 乗り心地とタフさを向上した新モデルをチェック

東京モーターショーの目玉は、エコでも自動運転でも電気でもありません。先日累計生産台数が1億台!の突破が発表されたスーパーカブのフルモデルチェンジです!?

どんなに最新式のお値打ち車が売れていても「累計生産台数1億台」に辿り着くことは無いでしょう。電気自動車が高効率を謳ったところで、30年以上前から燃費100km/Lを実現している経済性には敵いません。その性能で、スーパーカブは文字通り日本と世界を支えてきました。

そのスーパーカブが今世紀初のフルモデルチェンジ。まず、フロントフォークがボトムリンク式から一般的なテレスコピック形式になり、サスペンションストロークが大幅に伸びました。衝撃吸収能力が高くなるので乗り心地が大幅に良くなります。

また、ヘッドライトが四角から丸に回帰し、LED化され明るくなりました。

新しい明るさの要求性能をハロゲンバルブで満たそうとするとライトが肥大化してしまうそうです。また、ハロゲンバルブはいつか切れますが、LEDではその心配は無くなるので交換コストの考慮が不要です。

さらにサイドカバーも復活。ここに保険書類なども収納できます。始業点検として書類搭載を確認される事業所もあるとのことで、簡単に取り出せるようになりました。ビジネスシーンで重宝しそうです。

動力性能については大幅な引き上げ…は無いそうですが、オイルフィルターの改善や排気濾過性能の向上を図りました。

整備頻度の低下に備え、耐久性=タフネスさを引き上げました。新しいカブは、スーパーさを一層増してこれからも世界を支えます。実際、海外ジャーナリストの質問が引きも切らない様子でした。

今回のモーターショーでは新型の50cc・110cc・クロスカブだけでなく、累計1億台記念の「ゴールデンカブ」や歴代のスーパーカブが展示されました。

カブオーナーを「カブ主(ぬし)」と呼びますが、カブ主さんもそうでない方も、自分の記憶の中に有るカブを確認に来られてはいかがでしょう。

(川崎BASE)