ボディサイズは軽自動車より少し大きいぐらいで、ちょっと室内が狭そうですが、見た目からは想像できないほどフロントシートの足元スペースに余裕があって、快適にドライブできます。どうやら四隅にレイアウトされたタイヤにその秘密があるみたいです。
全体的に丸みを帯びた柔らかなフォルムで優しい印象を受けますが、タイヤの周り(ホイールアーチ)やドアの部分(ショルダーライン)が盛り上がり、横から見るとかなりの筋肉質です。見た目はキュートだけど肉体をしっかり鍛え上げたアスリートみたいです。
フロント以上にキャラクターが濃いのはリヤ周り。ナンバープレート左右のブラックパネルは、1970年代にラリーで大活躍したルノー5(サンク)ターボのエアアウトレットをモチーフにしているそうです。
奥さんや娘さんのセカンドカーにトゥインゴを購入するお父さんが多いようですが、クルマ好きのツボを押さえた「仕掛け」に遊び心を感じます。
待望の5速MTは今回追加された「ZEN(ゼン)」だけに設定されています。オートマ全盛のご時世でコンパクトフレンチハッチのマニュアルミッション、それも右ハンドルって実はとってもレアじゃありませんか?
エンジンは1Lの3気筒エンジン。ノンターボですが、マニュアルシフトを駆使すれば力不足は感じません。街なかを軽く流す程度でも十分楽しめて、車重も1トンを切っているので高速の追い越しや合流もストレスフリー。ストップ&スタート機能やヒルスタートアシスト機能も付いて快適にドライブできます…って、妄想してみました。夏江も早く限定解除してMT車に乗れるようになりたいな。