【東京オートサロン2017】商品企画を担当する田村CPSが語る、ニスモとGT-Rの今後とは?

トークショーの終盤では、多くの人が気になっている次期型GT-Rの話に及びました。まずは2017年モデルGT-Rの変更点について話をしてくれました。

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2017年モデルのGT-Rで一番変わったところエアロパーツとのこと。パワーやトルクを上げたので、エンジンの熱量の増加に対して、もう少し冷やさないといけないということで開口部大きく開けたのですが、メリットだけではなく、デメリットもあるそうです。

大きな開口部によって確か冷却効果は上がるのですが、その一方で空力値が悪くなります。そこで、すでにGT-Rニスモが採用していたリアエンドのデザインを、空力バランスを全部やり直して2017年モデルのGT-Rにも採用したそうです。

しかし2017年モデルのGT-Rの特徴は、車体自体を変更していることで、フロントの剛性値とリアの剛性値を同じ数値になるように最適化したり、サスペンションのセットアップを変更するなど、見えない所にお金を投入してアップデートしたことだと話してくれました。

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そして、次期型のGT-Rの話に及ぶと、今回2017年モデルを手掛けてわかったことは、このR35GT-Rですべきこと、成しえることがまだまだあるということがあるということだったそうです。究極のドライビングプレジャーを追求するうえで、R35GT-Rとしてはまだまだやるべきことは残っている。次期型なんて何も言うことはない。と締めてくれました。

スカイラインが好きで、チューニングも好きという田村さん。R35GT-Rが更なる進化の姿を見せてくれる日が待ち遠しいですね。

(萩原文博)

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この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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