マークXが描く風神・雷神アートがCGではなく実写にこだわったのはなぜ? PR

それにしてもカッコいいですね。なんのことかって? トヨタ・マークXのマイナーチェンジにあわせて作られWEBにアップされているプロモーションムービーですよ。

光で闇夜を切り裂くように巨大な風神・雷神を描くパフォーマンス。それをルーフが発光する新型マークXを使っておこなうというものです。

これを見て「CGでしょ? 簡単にできちゃうのに何をいまさら」と思った人もきっといるでしょうね。確かにその通り。CGならたやすくできると思います。でもそうじゃないのですよ。実はこのムービー、実際に撮影した光をつなぎ合わせて描いているのです。本当ですよ。

どうして断言できるのかって? 実はクリッカーは撮影現場に潜入取材して、実際に撮影しているところをしっかりと確認してきたのでした。

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とある日の関東近郊にある駐車場。
たくさんの撮影スタッフにドライバーの脇阪寿一さん、石浦宏明さん、大嶋 和也さん、そして3台の新型マークXが集結。広い駐車場を舞台に3台の新型マークXが指示通り正確にラインを描いて撮影していきます。

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天井にはLED照明器具を装着。出来上がったグラフィックは3色で描かれていますが、実は光の色ではなくボディカラーです。またライトの明るさを綿密にコントロールすることで線の太さを調整。恐ろしいほどに凝っています。スタッフの意気込みがひしひと伝わってきますね。

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長時間露光撮影を繰り返しながら、複数の軌跡を描いていきます。最後に合成して、風神雷神にするというわけ。完全に真上から見下ろす絵ではないのも、リアリティにこだわったからなのだとか。

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それにしても、どうしてCGじゃないの? CGならもっと簡単にできるのに?

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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