トヨタ・ハイエースがペダル踏み間違い事故を抑制するパーキングサポートブレーキを標準化

■ディーゼルエンジン車の燃費が向上

はたらくクルマ、あるいはキャンピングカーのベース車としても圧倒的な人気を誇るトヨタ・ハイエース。

ハイエースのバン、ワゴン、コミューターが2021年4月13日(水)に一部改良を受けました。

トヨタ ハイエース
トヨタ・ハイエースが一部改良を実施

最大のトピックスが、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)の標準化で、同装備によりペダル踏み間違いによる事故を抑制、あるいは被害の軽減が期待されます。

トヨタ ハイエース
ハイエース ワゴン GL(ロング・ミドルルーフ・2WD ガソリン車)

衝突被害軽減ブレーキ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームなどからなる「トヨタ・セーフティ・センス」は、ワゴン/コミューターに全車標準化されています。

バンにも全車標準装備されていますが、非装着仕様も設定されています。

今回の一部改良ではほかにも、2.8Lディーゼルエンジン車の燃費が向上されていて「平成27年度燃費基準+15%達成」と併せて、エコカー減税の対象になったのも朗報です。WLTCモード燃費は、11.0km/L〜11.6km/Lとなっています。

トヨタ ハイエース
ハイエース バン スーパーGL(標準ボディ・2WD ディーゼル車)

また、スーパーGL(バン)とGL(ワゴン)に標準装備されるフロントフォグランプがLED化されています。一部改良に伴い、ウェルキャブ、TECS(メーカー完成特装車)もベース車と同様、改良が施されています。

今回のペダル踏み間違い防止装置やディーゼルエンジン車の燃費改善、フロントフォグランプのLED化により、安全性や商品力の向上が図られたハイエース。次期型の300系も気になりますが、200系も依然として販売面では強さを発揮しそうです。

●トヨタ・ハイエース価格帯:2,392,100円~4,190,600円

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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