NTTがトヨタと共同で「ぶつからない」交通インフラ支援システムを提案!

このデモンストレーションはトヨタが考える人工知能を使った運転支援のコンセプトをNTTの“エッジコンピューティング技術”とPFNのぶつからない事象を学習する“ディープラーニング技術”などを用いて実現したそうです。

サーバとクルマの通信には複数の無線アクセス方式が使われており、各車が走行を開始すると、PFN社のエッジサーバで動作する人工知能が衝突回避動作を学習します。

サーバから送られた学習結果を用いて、各車が互いにぶつかることなく自律的に走行する様子はまさにクルマが意思を持っているかのよう。

本技術を利用して、自動車・路側インフラ設備から収集した情報をリアルタイムに分析・学習、走行中の自動車に運転支援情報を提供しようという訳です。

NTTでは将来的にエッジサーバ上で、複数のクルマや路側設備から送られるデータから、動的で精密な交通空間情報を作ったり、交通渋滞等の分析・学習・予測、緊急時・災害時に車両の優先度付けを行うなど、より高度な処理を行うことで、リアルタイムな運転支援を可能にするインフラ技術の確立を目指すとしています。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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