トヨタがコネクテッド・カーの「つながる」技術に注力!

トヨタ自動車が先頃、「もっといいクルマづくり」の一環で“つながる技術”への取組みを強化すると発表しました。

TOYOTA_CES

同社によると、現行のトヨタ・スマート・センター内に「TBDC(トヨタ・ビッグデータ・センター)」を設置、安全・安心な「つながる」サービスを提供するそうです。

DCM(データ・コミュニケーション・モジュール)の車載率を2017年以降の米国向けモデルから高め、その後米国以外にも対象地域を拡大していく計画で、DCMから収集したデータを今後の製品開発やアフターサービスに繋げていく構え。

TBDCでは高度なセキュリティ管理や徹底した個人情報保護体制のもと、膨大なデータ処理を行うことになります。

TOYOTA_ITS

トヨタはIT技術を積極的に取り入れることで、クルマはこれまでに無い価値を提供し続けることができるとしており、“つながる化”を通じて、安心、安全で便利なモビリティライフを提供する構え。

自動運転機能を備えた“コネクテッド・カー”実現への地盤整備の一つと思われますが、便利さの追求と引き換えに、ハッキングなどによる重大な被害が増える可能性もあり、今回のトヨタの取組みは予想される懸念材料への先手対応の一つと言えそうです。

Avanti Yasunori

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる