さて、いよいよ公道試乗を開始。
とはいえ、アイサイトの先進安全について公道で体感するのはNGですから、今回のチェックポイントは16インチタイヤなどアイサイト搭載に合わせてグレードアップされたというシャシーの印象とエンジンパワーに不満を感じるかどうか、になります。
結論からいえば、比較的フラットな一般道を走っている限り、排気量差による不利を感じることはほとんどないと思えるほど、2.0リッターのインプレッサ同等のフィーリングに仕上がっています。
リニアトロニック(CVT)のセッティングもあって、加速のリニアリティに不満を感じることはなく、これならば2.0リッター車やターボ車と同じように先行車に追従していくことが期待できます。
シャシー面では、ほとんど差を感じません。むしろ、車重の軽さ(30kg程度ですが)もあって、1.6リッター車のほうがナチュラル感では有利と思えるシーンもあるほどでした。
もちろん、フル乗車や登坂車線のあるようなシチュエーションになるとエンジンの違いは感じられるのかもしれません。それでも、同等装備で20万円前後お手頃なプライスになっているのは、1.6リッター・アイサイト搭載車の魅力。
500cc単位で変わる自動車税において、1.6リッターという排気量には税制上のメリットがあまり感じられないのは、惜しい点ではありますが、インプレッサの入門グレードではなく、先進安全技術「アイサイト」の入門グレードとして、走りに不満を感じない『1.6i-L EyeSight』はオススメといえそうです。
●スバル・インプレッサスポーツ1.6i-L EyeSight プラウドエディション主要スペック
車両型式:DBA-GP3
全長:4420mm
全幅:1740mm
全高:1465mm
ホイールベース:2645mm
車両重量:1320kg
乗車定員:5名
エンジン型式:FB16
エンジン形式:水平対向4気筒ガソリンDOHC
総排気量:1599cc
最高出力:85kW(115PS)/5600rpm
最大トルク:148Nm(15.1kg-m)/4000rpm
変速装置:CVT
燃料消費率:15.8km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:205/55R16
メーカー希望小売価格:2,127,600円
(撮影・文 山本晋也)
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