新型プリウスはカッコいい? ─ 新型プリウス(プロトタイプ)画像ギャラリー

全体のフォルムは、トヨタマークからサイド、リヤへと連なる低い横軸を通すことで低重心を強調し、ロッカー部の光を受ける上向き面の造形でも低い構えを強調。

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また、ベルトラインを前傾させることでエモーショナルな躍動感も表現したそうです。新型プリウスは、長く低くなったことでスポーティな印象が強くなっていますが、駆け上がるようなサイドのラインと面構成が印象的。

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ディテールでは、つり目と表現するにはかなり複雑なヘッドライトと、ブーメラン型のテールランプが目を惹きます。

このヘッドライトは、Aピラーの付け根、ボンネットの半分以上までつり上がっています。

このかなり「攻めた」ヘッドライトのデザインを採用したため、ボンネットフードを支えるボンネットステー(フードステー)を固定させる位置がエンジンベイの上側に確保できず、内側に配置されるという苦肉の策も取られています。一発でどこにボンネットステーを固定させるか分かれば凄いかも!?

脱線しましたが、ヘッドランプはハイビームとロービームの機能を持たせた一眼対応で、三角形状の輪郭を活かしたクリアランスランプがシャープさをさらに加速させています。

20151109Prius by FujiiCam108

フロントビューは、「トヨタマークを強調する造形」だという「キーンルック」によるもので、エンジン搭載位置が低くなったことでさらに進化した顔つきになっているそう。

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リヤビューは、プリウスの特徴であるリヤスポイラーが印象的で、このデザインは最初から選択肢から外すことはなかったとのこと。

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後方視界をある程度遮ることを考えると、リヤスポイラーの位置を変更して欲しいところですが空力性能やプリウスらしさという点から、リヤスポイラーの位置は不動だったのでしょう。

リヤのポイントは、ルーフサイド後端には、サイドウインドウがリヤへと吹き抜ける「風の流れ」をイメージした特徴的な造形処理が採用されています。

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特徴的なリヤコンビネーションランプは、リヤスポイラーからリヤバンパーサイド下端へ流れる動きが表現されていて、その流れを沿うように各ランプ類が配置されているそうです。

(文/塚田勝弘 写真/冨士井 明史、塚田勝弘、トヨタ自動車)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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