マツダ・ロードスター兄弟車はアルファロメオじゃなくフィアット124スパイダーで2016年夏に登場

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1960~1970年代に、北米市場を中心に人気を集めたライトウェイトオープンカー「フィアット124スパイダー」が、マツダ・ロードスターのシャシーを得て、現代に蘇ったのです。

1974 Fiat 124 Sport Spider (1969-1982)

キャビンまわりは共通に見えますが、ボディは前後ともにフィアット124スパイダーの専用デザイン。六角形のハニカムグリルや2つの膨らみを持つボンネットは、まさに歴史を感じさせる初代モデルからスピリットを受け継いだことを示すディテールです。

その特徴的なボンネット下に収まるのはフィアット製の1.4リッター「マルチエア」ガソリンターボエンジン。最高出力160馬力、最大トルク184 lb.-ft.は、ロードスターの北米仕様に積まれる2.0リッターエンジンのスペックも上回るもので、シリーズ最強といえる心臓部。

そのマルチエア・ターボエンジンには6速MT、6速ATが組み合わせられるということです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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