【東京モーターショー15】三菱自の「eX Concept」は次期「RVR」か?

駆動用バッテリーを車両下部にレイアウトして低重心化を図り、ツインモーター4WDや車両運動統合制御システム「S-AWC」により、卓越した操縦性と安定性を追求。

MITSUBISHI_eX_Concept

最高出力が前後各70kW、合計140kWを発生するモーターにより、力強く滑らかなEVならではの加速感を存分に楽しめる模様。 

さらに次世代の情報システムを活用したコネクティッドカー技術や先進の予防安全技術を組み合わせた「自動運転技術」を採用。 

インテリアではコネクティッドカー技術と連携した情報を表示する「ARウインドシールド」や、多彩なドライブ情報を表示する「インテリジェントディスプレイ」をインパネ上部に設置。

MITSUBISHI_eX_Concept

インパネのメーター両端に設置した「サイドビューモニター」は従来のドアミラーに代わって車外に装備された高精細カメラによる映像で後方視界を表示、ドライバーの視線移動を低減します。

MITSUBISHI_eX_Concept

同社のWebサイト上では「eX Concept」の特集が組まれ、多岐に渡る新技術が新車発表時のリリース並みのボリュームで掲載されており、そうしたことからも同モデルの開発が具体的に進められていることを予感させます。

もしかすると「eX Concept」はジュネーブショーに出展された「Concept XR-PHEV II」に、流行の兆しをみせる「フローティング・ルーフ」デザインを取り込んだ進化版なのでしょうか。

とすると、人気の「アウトランダーPHEV」に次ぐ「RVR」のPHEVやEVバージョンの正式発表が2016年に予定されているのかもしれません。

【三菱 eX Concept 諸元】

全長/全幅/全高 4240 ×1780× 1575mm
乗車定員 5名
航続距離(JC08モード) 400km
最高出力 前/後  70kW /70kW
バッテリー総電力量 45kWh
駆動用バッテリー  リチウムイオン電池
駆動方式 ツインモーター4WD

Avanti Yasunori

■三菱自動車Webサイト
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/events/motorshow/2015/tms2015/conceptcar/ 

■画像をご覧になりたい方はこちら https://clicccar.com/2015/10/11/332678/

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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