ホンダの新社長八郷隆弘氏が掲げる「チームHonda」のチャレンジとは?

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ホンダの「グローバル6極体制」とは、世界市場を日本、中国、アジア大洋州、北米、南米、欧州の6地域にわけ、それぞれが生産・開発・販売・調達といった能力を高めることにより、地域専用モデルの多角的な展開を目指すというものです。

すでに各地で専用モデルが登場していることからもわかるように、各地域での体制は確立したといいます。

次のステップとして、それぞれの生産能力をグローバル全体で活用することを目指します。つまり、各地域の生産拠点から他地域への供給を積極的に行なうことで全体としての最適化な生産配分を実現することになります。

具体的には、以下の3例があげられました。

北米「フィット」の一部と欧州「ジャズ」を日本から供給
次期「シビック」5ドアを欧州から他地域に供給
次期「CR-V」をカナダから欧州に供給

 

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山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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