【ゆとり世代のチョイ乗り報告】「ランボルギーニ・ウラカン」は内と外では世界が違う!?

いざ乗り込んでみると、前のクルマのナンバープレートより目線が低くなるほど車高が低い。後方の視界こそ悪いですが、そこを除けば全幅1924mmとは思えないほど見切りは良好。

 

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怒涛のパワーもコントロールは容易で、それこそ乗用車感覚で運転できます。

この「ウラカン」のトランスミッションは、ランボルギーニでは初となるDCTを採用。これにより、変速時のショックが抑えられており、ギヤチェンジはプロのリレー競技のようにスムーズ。

サスペンションも路面や速度に応じて自動で最適なチューニングへと可変するので、乗り心地もゴツゴツとした感じは皆無。スーパーカーに抱いていた固定観念がみるみる崩れていきました。

もちろん、ひと度ムチを入れれば、周囲の風景が霞むほどの加速が得られます。

多少スピードを出してコーナーに突っ込んでも、強靭なボディと引き締められたサスペンションのおかげでまったく不安がありません。ブレーキのタッチも自然で、イメージ通りの減速ができます。

とにかく、ドライバーのわがままなドライビングにも涼しい顔で応えてくれました。このあたりが「フツ―になった」と言われる理由なのかもしれません。

一方で、動く度に地響きのようなサウンドを轟かせるため、いつも誰かしらの注目を集めます。当然ですが、外から見る人にとってはやはりフツーではないのでしょう。同じクルマでも、外と中で感じる世界が180度変わるというのは非常に面白いと思いました。

そんな「ウラカン」の価格は2970万円と、これでもランボルギーニの中では入門車。

価格もさることながら、お客様アンケートの「現在お持ちのクルマは?」というチェック項目には外車しかありません。国産車は「その他」扱いのようです…

RPGで良い武器を装備するのにキャラにある程度ステータスが求められるように、ランボルギーニの要求レベルはかなり高いのも事実。

ちなみに、同アンケートで購入時期は“将来的に”という項目にチェックを入れておきました。これから精一杯“やり込み”ます!!

 

(今 総一郎)