2011年に福岡県が経済産業省の主導で北九州市に「水素タウン」を設立、現在燃料電池で街の電力を賄うモデル地区となっています。
新日鉄住金の八幡製鉄所で発生する副生水素をパイプラインを通じて北九州市の水素タウンに供給、燃料電池で電気に変換する実証試験を実施。(副生水素:石油製品や鉄鋼等の生産工程で、副次的に発生する水素)
また同市ではCO2排出量半減に向けて「北九州スマートコミュニティ創造事業」に163億円を投じて2010年度から5年間に渡る実証実検を展開しており、ノウハウが集積していると言います。
こうした福岡県で先行する副生水素を活用した街づくりを事例に、全国で水素の「地産地消」が進めば政府が目指す水素社会の実現が確実に加速される筈。
福岡県が大規模な実証試験を通してこれまで蓄積して来た知見の数々は今後、政府の働きかけにより全国で有効活用すべき貴重な財産と言えそうです。
■福岡水素エネルギー戦略会議
http://www.f-suiso.jp/
■北九州市 水素タウン
http://www.f-suiso.jp/kitakyushu
■北九州スマートコミュニティ創造事業
http://jscp.nepc.or.jp/kitakyushu/index.shtml
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000041576.pdf
■経産省 資源エネルギー庁 エネルギー計画書
http://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/pdf/140411.pdf
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