水上走行可能な小型EVのベンチャー「FOMM」

最も大きな特徴は東南アジアで雨季に発生する洪水に伴う水害に対応すべく、ボートのように水上走行が可能な構造を採用している点。 

FOMM

車両の下半分は水が浸入しない構造になっており、24時間程度水上に浮揚可能。電気系統には防水対策が施されており、スクリュー機能を備えた前輪を使って水上走行。 

省スペースの観点から前輪にインホイールモーターを採用、前輪が回転するとタイヤの外側から内側へと水流が発生、後方に吹き出すことで推進力を得る構造。 

水上では人が歩く程度のゆっくりした速度で進みます。  

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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