大幅刷新された 新型カムリ登場!

米国トヨタが16日に開幕したニューヨークモーターショー2014でカムリの2015年モデルを初公開しました。 

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現行モデルは昨年米国で40.8万台(前年比+0.9%))を販売、TOP20ランキングではフォードやシボレーの両ピックアップに続く堂々3位のポジションを確保。 

ちなみに4位は約4.3万台差でホンダ・アコードでした。 

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また、本年3月までの累計でも既に9.4万台を販売しており、2位のダッジ・ピックアップを間に挟んで4位のポジションを確保ししましたが2011年8月の米国投入から約3年を迎えたこともあり、今年に入ってからは前年同期比で-6.5%減とやや苦戦気味。 

USA_2014_03
(出展 Autodata)

そこで、トヨタはモデルライフ途上ながら、大幅な刷新を決断。2015年モデルではルーフを除く他のパーツを全面変更。 

TOYOTA_CAMRY

その変更規模は総数3万点の部品のうち約2,000点に及んでおり、車の骨格から全面的に見直してエクステリアを87%変更するなど、ほぼフルモデルチェンジに近い状況。 

TOYOTA_CAMRY

周知のとおり、米国仕様のカムリは日本仕様とフロントマスクなどが異なり、HV仕様だけで無くガソリンエンジン車もラインナップされています。 

TOYOTA_CAMRY

今回のビッグチェンジにより、標準モデル、スポーティーモデル共に上質感や精悍さを増しており、最上級モデルの「アバロン」、北米仕様の「カローラ」とも通じる一連の意匠に改められました。  

米国では「非エコカー」への回帰が進んでおり、ゴージャス感のある車が人気とあって、新型では全長が45mm延長され、インテリアの質感も向上。 

TOYOTA_CAMRY

米国トヨタが従来よりも静粛性やドライビングダイナミクスを高めたとする今回の2015年型カムリですが、国内モデルも同様に一新して欲しいと感じるのは筆者だけではない筈。 

今後のトヨタの動きが注目されます。 

■米国トヨタ Webサイト
新型カムリ
http://www.toyota.com/upcoming-vehicles/camry.html
現行モデル
http://www.toyota.com/camry/#!/Welcome 

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Avanti Yasunori

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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