シトロエン「C4ピカソ」の次期型と兄貴分の「グランドC4ピカソ」フランクフルトに登場!

今年3月のジュネーブモーターショーで披露された「シトロエン・テクノスペース・コンセプト」は、次期C4ピカソがより大きく、上級化することを暗示したコンセプトカーと思われていましたが、9月10日、11日のプレスデー、14日〜22日にまで開催されるフランクフルトモーターショーでは2台のC4ピカソが登場します。

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その1台が「Grand C4 Picasso」というモデルで、じつは昨年6月に欧州などで発売されすでに1万6000台以上を販売している新型「C4 Picasso」の5人乗りとは別に用意された兄貴分の7シーター。下の写真はジュネーブモーターショーで出品されたコンセプトカーです。

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「グランドC4ピカソ」は全長4590×全幅1830×全高1630mmで、大きいといっても全長はトヨタ・ノア/ヴォクシー程度。しかし、欧州ミニバンらしく全幅はマツダMPVの1850mmより少し狭い程度で、全高は1660mmあるスバル・エクシーガよりも30mm低い数値。

エンジンは新型のBlueHDiエンジン、つまりディーゼルですが、150hpのパワーと117kg/kmというサイズを考えるとかなりの低燃費(CO2排出量の少なさ)といえます。

すでに公開された写真を見ると、コンセプトカーに近い未来的なデザインで、グリルと連なる3DのLEDなどは本当にこのまま市販されるのかなと思わせるほどアグレッシブな顔つきをしています。

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C4ピカソ最大の特徴である大きなフロントウインドウや、広大なグラスエリアも健在で、圧倒的な開放感を味わえるのは間違いないところ。

5人乗りのC4ピカソのほうは、全長4430×全幅1830×全高1610mmで、少し短く背が低いのが特徴ですが、C4ピカソでも537Lの大容量ラゲッジを確保していて、グランドC4ピカソは645L(3列目格納で700L)と圧倒的な広さも魅力です。

インパネには12インチのスクリーンを備え、フルタッチインターフェイスを実現しているといいます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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