ミニ、ロールスロイス、ファッション、ウォッチ…英国のブランドから感じたものとは?【エリザベス二世女王陛下即位60周年記念祝賀会1】

今年はイギリスにとって特別な年だそうです。

エリザベス二世女王陛下の即位60周年で、ご存知の通りロンドンオリンピックが開催されるからです。特に、女王陛下の件は日本でも報道され、大々的に盛り上がっていた様子がテレビでも映し出されましたよね。

その即位60年と、公式誕生日(英国では女王陛下がこの世に生まれた日の誕生日の他に、即位した日も誕生日として祝うそうです)をお祝いしたパーティが英国大使館で開かれました。

我々クリッカーも、そのパーティに招待されました! ゲストとしてではなく、プレスとしてですけど……それでも名誉なことです。光栄です。

大使館には以前も行ったことがありますが、その時は桜の季節でとても美しかったのを覚えています。日本庭園もあり、英国と日本の友好な長い歴史を感じます。

会場では取材に関するブリーフィングが行われました。

ゲストが到着するころにはこの辺で撮影してください、とか、大使のスピーチは何時にココです、とか、フード&ドリンクコートには英国の食べ物や飲み物がたくさんありますので、思う存分撮影してください、(って食べちゃダメなの?と思いましたが後ほどいただきました)とか、ファッションショーはこの絨毯をモデルがウオーキングします、とか。

で、お目当ての英国車はこちらにありますので、後ほど撮影してください、とのこと。

そうです。

今回は、英国から日本へ輸出されるブランド、製品が紹介されているわけですね。

元々日本は英国車を手本に発展が始まったと思います。ハンドルが右なのもそうですよね。国産車のP.C.Dも114.3が主流だったのも、4.5インチをミリメートルにしたからですよね。

さて、そんな英国車ですぐに思い浮かぶのはミニでしょうか。

でも、こちらは特別なミニ、MINI INSPIRED BY GOODWOOD。ロールスロイスがミニを作った!というコンセプトの限定車。インテリアなど、ロールスロイスと同じ素材や製法が採用されています。世界で1000台、日本で80台しか割り当てられません。570万円ですが、ミニと思えばちょいと高め、ロールスロイスと思えば超お買い得です。

それから、こちらはイメージでなく、正真正銘のロールスロイスですよね。

これはGhostのEWBモデル。ロールスロイスは静かであることから幽霊をイメージしてゴーストという車名を伝統的に使ってきてます。EWBは「Extended Wheel Base」つまりロングホイールベース仕様。ショーファー(運転手さん)付きで後ろに乗るためのクルマですね。素で3495万円、この車両は20インチのアロイホイールやマッサージシートなどのオプションを含んで3714万1500円だそうです。

またまたミニに戻ります。これはMINI COOPER S CROSSOVER ALL4ですね。

ミニのハイパフォーマンスバージョンであるクーパーSで、SUVの雰囲気を持たせたCROSSOVERで、さらに独自の4WDシステムであるALL4という、いわば現在のミニの全部載せですかね。こちらは素の状態で386万円、本革シートなどのオプションを含んだこの車両は495万8000円と、全部載せに相応しい価格になっております。

英国を代表するジャガー、こちらはXKR-S Coupeです。

ブルーのボディカラーが鮮やかです。5リッターV8スーパーチャージャーエンジンで1750万円となっております。

そして、ランドローバーのレンジローバーイヴォーククーペ。

全長、全幅、全高は4355×1900×1605mmと、日本乗るにはではちょっと幅がありますが、存在感に比べれば以外にコンパクトです。

優雅というか、浮世離れというか、このクルマが似合う場所は日本にあるだろうか?と思っちゃうベントレー・コンチネンタルGTCです。

4シーターのコンバーチブルで、どんな人が乗るんでしょうね。これだけゴージャスで価格は2640万円と聞くと、なんか安いような気もしてくるから不思議です。もちろん買えませんが。

まだまだありますので、その2に続きます。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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