トヨタ86発表会はモリゾー社長の熱い挨拶から始まりました!【86 Opening Gala Party 社長挨拶編】


2012年2月2日13時、トヨタ86の発表会が幕張で開催されました。通常一般人は参加できませんが、今回はネットで当選した86人のトヨタファンも特別参加。オープニングは、モリゾウ社長の熱い挨拶とトークセッションから始まりました。

【「社長の立場にあってレースなど道楽だ!」と言う人もいれば、「自らハンドルを握ることはとても良いことだ!」と言ってくれる人もいます。そんな時成瀬さん(トヨタテストドライバーのトップ・故人)から「運転も知らない人にあーだこーだと走りについて言われるのは困る!」と言われたのが、自分でしっかり運転できるようになろうと決めたきっかけでした。】


【モリゾウを名乗るようになったのは、10年間レースに出ることにした時です。運転の楽しさや文化を皆に知ってほしいという思いがあったのだと思います。C級ライセンスを取る時に、愛知万博のモリゾウを文字って、MORIZOUで登録しました。】

【社長の立場だと、なかなか言動しにくいことがあります。でも私はクルマが大好き!「良いクルマはイイ、楽しいクルマは楽しい!」とトヨタの立場、社長の立場を超えて言いたい。そんな時モリゾウの立場で言わせて貰っています。クルマ好きを増やす立場が「モリゾウ」だと思っています。】
【ある自動車評論家さんから「クルマ会社の役員は、ハンドルを握らず、ゴルフクラブばかり握っとるゾ!」と言われたことがあり、大いに反省しました。自分自身年間200台のクルマに乗る時間を作るようになりました。】


【サーキットでは、研修で来る会社や販売店の方々を乗せて走ることもあります。サーキット・タクシードライバーですね。クルマと語り合いながら、みんなとも語り合う機会になっています。私自身プロドライバーではありませんが、だからこそ、街でクルマを運転している方々とプロドライバーの架け橋のような役割だと、自認しています。】

【ビデオにもあるとおり、86でダートや雪上でのドリフト走行を行ってきました。86とは「はじめまして」から対話が始まり、いつしか「一緒に遊んでいる」んですね。私は自分で素直だと思っていますが、86も素直なクルマです。ドライバーの意図した動きがそのまま出てくるクルマに仕上がっています。是非、クルマと深い対話を楽しんで欲しいと思います。】

会場で流れたビデオでは、ハチロクでドリフトするモリゾウ社長が、子供のような笑顔と歓声を上げて乗り回していました。世界トップクラスで日本一の自動車会社の社長が、こんなにもクルマを、クルマとの生活を愛している・・・。一介のクルマ好きとして、本当にこんなに嬉しいことはありません。

(拓波幸としひろ)