新型ボルボS60は狭車庫の日本にあわせて車幅が選べます

 

スポーティなクーペ風スタイリングが特徴のボルボS60が2代目にフルモデルチェンジされて日本にも発売されました。新型S60は1.6リットルターボでも軽快に走ってくれるし、ハンドリングもボルボらしからぬシャープなセッティングなので、私好みのクルマに仕上がっていますよ。しかも価格も375万からと意外に安いのも魅力です。

2代目S60はボディサイズをひと回り拡大したこともあり、日本仕様だけは海外よりも全幅が20㎜狭い1845㎜(これでも十分大きい…)になっています。これは日本の車庫事情に考慮したためで、一部の立体駐車場などでは全幅が大きいと車庫証明が出ないので1850㎜を切りたかったとのこと。

以前、BMW3シリーズもマイナーチェンジでドアハンドルの形状を変更して、全幅を1815㎜から1800㎜にダウンサイズしています。

ボルボのS60も同様に日本仕様はドアハンドルの形状を変更し、ついでにメッキ加工も施して全幅を20㎜スリムにしています。私も全幅の大きなクルマは好きではないので、この改良は大歓迎なのですが、ひとつ残念なお知らせが…。

S60には本来キーレスドライブ(スマートキーと同様の装備)が付くはずなのですが、日本仕様には付いていません。その理由はカンタン!日本仕様はドアハンドル加工したから付かなくなっちゃったそうです…。

とはいえ心配は御無用!3万円のオプションで装着が可能です。でも、その場合は海外仕様のドアハンドルが付くので全幅が1865㎜になっちゃいますけど。う~ん微妙な選択だ。

ウチは郊外だから全幅広くても車庫証明出るから、キーレスドライブ付きのほうがいいなぁ。でも日本市場のためにわざわざ改良を実施した、ボルボカーズジャパンは立派!

(岡島裕二)