タイヤメーカーが相次いでタイヤの値上げを発表。2022年春、カーライフに押し寄せる高騰ラッシュ

■タイヤは春までに購入するのが賢明かも

●タイヤ履き替え予定があれば予約にも一利

2022年1月21日、日本ミシュランタイヤから届いたニュースリリースによれば、2022年4月1日よりタイヤの価格を7〜10%値上げするとのことです。理由は天然ゴムや石油化学系等のタイヤ原材料価格の高騰が続いていることにあります。

じつはこうしたタイヤの値上げについては、各社から発表されています。おもだった情報をまとめると下記のようになります。

タイヤイメージ1
2022年はタイヤの値上げラッシュ。写真はイメージです

●住友ゴム(ダンロップファルケン):2021年12月20日発表

東京オートサロン2022、ダンロップブースの様子。写真はイメージです
東京オートサロン2022、ダンロップブースの様子。写真はイメージです

・対象:国内市販用タイヤ、チューブ、フラップ
・値上げ時期
夏用タイヤ:2022年3月1日
冬用タイヤ:2022年4月1日
・値上げ幅:約10%

横浜ゴム:2022年1月12日発表

横浜ゴムブースイメージ
東京オートサロン2022横浜ゴムブースの様子。写真はイメージです

・対象:国内市販用タイヤ、チューブ、フラップ
・値上げ時期
夏用タイヤ、オールシーズンタイヤ、チューブ・フラップ:2022年4月1日
冬用タイヤ:2022年7月1日
・値上幅:最大9%値上げ

ブリヂストン:2022年1月14日発表

ブリヂストンブースイメージ
東京オートサロン2022、ブリヂストンブースの様子。写真はイメージです

・対象:国内市販用タイヤ、チューブ、フラップ
・値上げ時期:2022年4月1日
・値上げ幅:7〜10%(乗用車用は7%)

●日本ミシュランタイヤ(ミシュラン、BFグッドリッチ、カムソ):2022年1月21日発表

・対象:国内市販用タイヤ、チューブ、フラップ
・値上げ時期
乗用車&ライトトラックの冬タイヤをのぞく:2022年4月1日
乗用車&ライトトラックの冬タイヤ:2022年8月1日
・値上げ幅:7〜10%(乗用車用は7%)


タイヤ交換イメージ
年度末にはタイヤショップも忙しくなるので、早めの予約をお忘れなく。写真はイメージです

スタッドレスタイヤからの履き替え時に新タイヤを履くことを考えている方は、値上げ前に予約と作業を依頼するようすれば、少しでもランニングコストダウンになるでしょう。また、値上げ直前時は品薄も考えられますので、早め早めの動きを心がけましょう。

(文:諸星 陽一

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
続きを見る
閉じる