ジェンソン・バトンが考えるスーパーGT鈴鹿1000kmでのオーバーテイクポイントは?【Jenson Button FAN Meeting~SUZUKA1000km THE FINAL~】

8月24日(木)、ホンダウエルカムプラザ青山で「Jenson Button FAN Meeting〜SUZUKA1000km THE FINAL〜」が開催されました。

2009年F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトン選手は、8月27日(日)に鈴鹿サーキットで開催される「SUPER GT Round6 第46回 インターナショナル SUZUKA 1000km」にTEAM MUGEN(GT500クラス)からスポット参戦するために来日。平日にも関わらず、バトン選手を一目見ようと会場には応援グッズを持ったファンが大勢かけつけました。

「日本のファンの皆さん、そしてホンダは自分のレース人生の中で特別な存在です。今日このような時間を過ごす事ができることを嬉しく思います」とオープニングトークでファンに向けてメッセージを送ったバトン選手は、イベント前夜に東京を満喫したようです。

「昨日の夜、仲間と一緒に外国人観光客に人気のマリオカート(レンタル公道カート)に乗って東京観光をしました。凄くやってみたかったことだったので、とても楽しかったです。シリアスな週末を迎えるにあたり、ちょっとした息抜きにもなりました」

この様子はバトン選手のインスタグラムにもアップされていましたよね。バトン御一行様はマリオに出てくるキャラクターのコスチュームを着てカートに乗っていたのですが、バトン選手はなぜかピーチ姫。「似合っているけど、なぜお姫様?」と少し不思議に思っていましたが、「それが唯一残っていた衣装だった」からだそうです。

鈴鹿1000kmに向けて6月と7月に行われたテストに参加したバトン選手は、マシンの印象について以下のように語りました。

「テストでレーシングトラックを走った時に、レーシングドライバーとして正に限界まで攻めることができるようなレーシングマシンだなと思いました」

2つのクラスが混走するスーパーGTでは、オーバーテイクを多く見られることも魅力のひとつ。バトン選手が考えているオーバーテイクポイントは一体どこなのでしょうか。

「スーパーGTでのオーバーテイクはF1同様に難しいものがあります。GT500クラスのマシン同士の争いの中でGT300クラスのマシンもオーバーテイクをしていかなければいけない、そのような駆け引きは凄く難しくなってくるでしょうね。自分が考えるオーバーテイクのポイントは1コーナー、ヘアピン、スプーン、その辺りが見所になってくるのかなと思いますし、シケインも勝負の決めてとなるポイントかなと思います」

鈴鹿1000kmを現地観戦する方、バトン選手が考えるオーバーテイクポイントで観戦すれば、より一層レースを楽しめるかもしれませんよ!

また、スーパーGTで初めてトライすることもたくさんあったのだとか。

「たとえば、ピットストップの時にドライバー交代があります。自分がマシンから降りて次のドライバーが乗り込むのを手伝うなど、今までやったことがありません。F1ではチームメイトが最大のライバルですが、スーパーGTでは力を合わせて一緒に戦う。全てのことが新しいことばかりで、すごくワクワクしています」

F1では各ドライバーの体系に合わせたコックピットが作られますが、スーパーGTでは体系の違うチームメイトとマシンをシェアしなければいけません。そのことについてバトン選手は

「最初、体を縮こめながら乗らなくてはいけないのかなと心配していましたが、できるだけペダルとステアリングを遠くにしたら大丈夫でした」

と実際に「そこまで小さくなるか!?」と言いたくなるくらい体を小さくしながら説明するバトン選手のお茶目な姿も、また素敵でした。

 

鈴鹿1000kmに向けて2011年F1日本GPを制した時と同じデザインのスペシャルヘルメットを新たに作ったバトン選手ですが、作ったのはヘルメットだけではありません!

この日バトン選手が着ていた「ジェイビー」と大きく書かれたスペシャルTシャツも鈴鹿1000kmのために作成。後ろには「SUZUKA 1000km THE FINAL 1966-2017」の文字もあり、とってもかっこいいんです!!

どうやらバトン選手もお気に入りのようで「数に限りがあるので、どのくらい売れるのか凄く楽しみです」とニコニコ。皆さん、バトン選手からのさりげないメッセージは伝わりましたか? こう言われたなら仕方ない。ええ、もちろん買いますとも!

レース本番はこのスペシャルTシャツを着てバトン選手を応援しましょう! そしてTシャツ完売でバトン選手を驚かせたいですね。

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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