新モデルは氷上性能を進化させながら、ライフ・ノイズ低減を向上!【ブリヂストン・ブリザックVRX2発表会】

北海道、東北主要都市の一般ドライバー装着率45.8%、札幌市タクシー装着率73.3%と、降雪地帯で圧倒的シェアを持つブリヂストンのスタッドレスタイヤ「ブリザック」がモデルチェンジし、「ブリザックVRX2」となりました。

「ブリザック」は発表当時から発泡ゴムを採用していますが、新しい「ブリザックVRX2」は新型シリカを配合したアクティブ発泡ゴム2を採用。コンパウンドの柔らかさと除水性能を維持したまま接地力を向上しています。

さらにWシェイプブロック、マルチアングルグルーブを採用したことで、前後ブロック剛性を24%向上、ひっかき性能もアップしました。

こうして氷上性能を高めた上で、ドライ路面での性能も向上されています。

多くのユーザーがスタッドレスタイヤに求めているドライ性能は、摩耗ライフとノイズです。摩耗はタイヤと路面が必要以上にすべることで発生しますが、「ブリザックVRX2」は摩耗ライフを従来型に比べて22%も向上しました。

またノイズについてもパターンを改良するなどして、“ゴーゴー、ガーガー”といった低中周波ノイズと“ヒューヒュー、シャーシャー”といった高周波の両方を低減しています。

結果として新しい「ブリザックVRX2」は氷上ブレーキでの制動距離を10%短縮、摩耗ライフを22%向上、静粛性を31%アップすることに成功しました。この「ブリザックVRX2」は全109サイズが用意され、9月1日より発売が開始されます。

雪が降ってからスタッドレスタイヤへの履き替えようと思っても、すでに積雪がありタイヤショップまで移動できない、ショップが混雑していて作業ができない、タイヤの在庫がない……などの事例が多々あります。今年の冬はぜひ雪の便りを聞く前の交換をおすすめします。

(諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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