コスモスポーツが誕生した1967年から50周年を迎える今年2017年、その大寒をすぎた1月22日(日)。穏やかな晴天のもと、歴代ロータリー車ミーティング2017 in マツダR&Dセンター横浜が開催されました。そのイベントの模様を今回から3回に分けて、紹介していきます。
イベント当日には、73名の参加者が55台の歴代のマツダ・ロータリーエンジン搭載車(RE車)で集結しました。ゲストとしてマツダ屈指のロータリースポーツであるRX-7シリーズ、そのFC/FD型の開発主査であった小早川隆治氏と、SA/FC型のデザイナーを務められた小野隆氏が来場し、トークショーに登壇。実は小野さんが公の場で登壇するのはこれが初めてのこととなります。
ミーティングは会場のマツダの研究開発拠点であるR&Dセンター横浜のオープンギャラリーに愛車を停めることからスタート。Rotary Meeting 実行委員会とボランティアのスタッフが事前に引いておいたガイドを目安にクルマを並べていきます。
きれいに並べ終えたところで開会の挨拶、そして集合写真。停められたクルマを眺めてみると、SA/FC/FDの歴代RX-7、そして最後のRE車となっているRX-8はもちろんのこと、初代RE車であるコスモスポーツをはじめとして、RE初のセダンボディとなる初代ファミリアロータリーSS、コスモAP、ルーチェなど、まさに歴代ロータリー車ミーティングという名にふさわしいラインアップとなりました。また、マラソン・デ・ラルート仕様のコスモスポーツや、サバンナRX-3 & RX7(SA22C)レースカーなどの参加もあり、ギャラリーのRE車たちに華を添えました。
オープンギャラリーに駐車されたRE車達を見てみましょう。
マツダRE、初期モデルのレース仕様なども展示。実動でヒストリックレースに参戦するクルマもありますが、当日は騒音を考えて押して入場の一幕も。ファミリアセダンも参加。
サバンナGT、サバンナワゴンなども登場。もちろん自走です。RX-7は初代から3代目までが揃いました。
5台ものコスモスポーツが参加。コスモAPも2台が参加。ロータリー一族のフラッグシップサルーンともいえるルーチェは3代目から5代目までが並びました。
やはり参加台数の大部分を占めたRX-7、RX-8はノーマルからモディファイされたクルマまで多種多様。レーシングビートのフルエアロ&ホイールのFC3Cカブリオレは北米でもレアな1台です。
大切なマツダREの歴史を背負ったオーナーの愛車たちが、ル・マン栄光のゼッケンと同じ55台、集まりました。
(古川教夫)
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