激レア?激ヤバ? プロペラで走る後輪操舵のヒストリックカーに試乗【動画】

こんなのが動態保存してあるんだからスゲー!

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見てください。1932年製のHelicon(ヘリコン)とかいうクルマです。飛行機じゃありません。自動車です。プロペラで走ります。

そんな方式にした理由は、どうも自動車という乗り物に、最新の“カッコいい乗り物”である飛行機の技術をとりこみたかったようです。フランス製のようです。

これは、Jason Torchinskyというユーチューバーだかジャーナリストだかが、そのヘリコンに試乗するという動画です。しっかし、こんな1930年代のゲテモノ自動車が動く状態で保存されているんだからすごいですね。

クルマの先端についているプロペラで動くわけなので、走るときには運転手のほうにものすごい風が来るわけです。いちおうウインドシールドはついていますが、屋根がついているわけではないので、風が巻き込んでくるでしょうね。

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どうも走り出しが楽じゃなさそうです。そして、スロットルレバーこそ運転席の脇についているのですが、緊急ブレーキレバーは運転席の外、手を伸ばしても簡単には届きそうにないところについています。スーパーデンジャラスです。

後輪操舵ということもあって、曲がるときにはつねにドリフトをしているような感じだそうです。

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ただ、メリットもあって、トランスミッションは必要ないし、パワートレーンのレイアウトも必要ないので、クルマがシンプルな構成になるようですね。

そして、なんといっても、クルマの前部で巨大なプロペラが勢いよく回っているというのがヤバい。

人を跳ねたりしたら、運転手にミンチが飛んできそうです。で、実際に、どんなことが想定されるのかを、ソーセージを使って試してみています。よくそんなことやらせてくれたな。

さあ、このヘンテコ自動車が実際に走っている場面は次のページの動画でどうぞ。

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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