国土交通省が2016年度に導入予定の「ETC2.0」とは?

「ITSサービス高度化機構」のまとめによると、2000年4月の試行運用から始まったETCは車載器の急速な普及に伴い、今年の11月に総セットアップ累計件数が6,400万件を突破(新規は4,800万件)したそうです。

国内自動車保有台数約8,000万台(軽自動車含む)のうち、およそ2台に1台以上のクルマがETC車載器を搭載している計算になり、高速道路でのETC利用率も今年の3月末時点でほぼ90%に達しています。

ETC(出展 国土交通省)

さらにカーナビの画面上にVICSによるリアルタイムな道路交通情報が付加されるようになって以降、2011年からはETCとITSサービスを一つにまとめた路車間通信による「ITSスポットサービス」が高速道路を中心に全国展開されています。

DSRC

しかしながら「VICS」や「ETC」については認知度が高く、広く活用されているものの、「ITSスポットサービス」に関しては、内容も含めて十分な認知が得られておらず、対応車載機の普及も進んでいないのが実情と言います。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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