日本人F1ドライバーの卵が誕生!? 2014年度「SRS-F」獲得者決定!

佐藤琢磨選手や山本左近選手など多くのトップドライバーを輩出してきた「鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラ(SRS-F)」をご存じでしょうか?

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国内初の本格レーシングスクールとして1995年にスタートした「SRS-F」。受講生たちは体験スクール、ベーシックを経て「SRS-Fアドバンス」に入校します。

そして、今年度は選抜された4名の候補生が、9月9日(火)よりスタートした「SRS-Fスカラシップ選考会」に参加しました。

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2014年度の「SRS-F スカラシップ選考会 候補生」は、金石勝英(元レーシングドライバーで現リアルレーシング監督である金石勝智氏の長男)、河野駿佑(実家はレーシングガレージ)、石坂瑞基(慶応大学在学中の1年生)、上村優太(中学時代は陸上200mで県大会ベスト10入りしたが、高校2年生のときにケガをしてレースへ集中)。

そして、11月12日(水)に最終日の練習走行が開催され、走行終了後に、この日までの成績をもとに講師陣による協議を行い、本年度のスカラシップ(奨学制度)獲得者が決定しました。

なお、「SRS-Fスカラシップ」獲得者はHondaの育成ドライバー「HFDP(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)」の一員として、2015年のモータースポーツ活動を行うというトップドライバーへの第一歩を踏み出すチャンスが得られます。

注目の2014年度スカラシップは、中嶋悟校長と各講師陣による選考会の結果、上村優太が首席、石坂瑞基が次席で、2014年度スカラシップを獲得!

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今回スカラシップを獲得した2名は、上記のようにHondaの育成ドライバー「HFDP(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)」の一員として、2015年のレース参戦が予定されています。

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主席の上村優太選手は、「小学2年生の時に鈴鹿サーキットでF1を観てレースをやりたいと思い続けてきました。スカラシップが目標だったので選ばれて良かったです。ドライビング以外にもメンタル面や体力面をこの冬に強化して来年に臨みたいです」と喜びと決意を語っています。

自席の石坂瑞基選手は、「今までやってきたことを出し切ることができて良かったです。フィジカル面も含めてまだまだ足りないところがたくさんあるのでしっかり勉強していきたいと思います。将来はF1が目標です」とこちらも将来をしっかり見据えています。

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両選手ともに19歳。近い将来、国内のみならず世界のトップカテゴリーで疾走する勇姿を期待したいです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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