ユーザーがプラグインハイブリッドにかける期待とは?【三菱アウトランダーPHEV】

まだ、一部ジャーナリスト、自動車業界関係者しか乗る機会がないハズの三菱アウトランダーPHEVに一般のユーザーを呼んで試乗させるというイベントが早くも行われました。

試乗だけではなく、料理教室も行われています。

講師はなんと、清水和夫さんとまるも亜希子さんです。

なぜ、自動車ジャーナリストが料理を? というのも、アウトランダーPHEVには、12kWhのバッテリーを搭載しています。

ここに蓄えられた電力を取り出せば、一般家庭の1日分の電力をまかなうことができるんです。それをホットプレートなどを用いて実演しているのです。

これを利用すれば、震災時などいざというときやキャンプでも便利に使えるということが想像できます。

もちろん、料理をするだけではありません。具体的な生活シーンでどれくらいの電気が必要なのか、アウトランダーPHEVに関するマニアッククイズを出題したり、参加者には自然にプラグインハイブリッドの特性や利点を理解してもらえた様子でした。

そして、待望の試乗は、ジャーナリストの助手席や後席に乗る走行と、自分でサーキットコースを試乗することができました。

試乗を終えた参加者の伊藤さんは、普段乗っているフォレスターと比べてもサーキット走行でも不安なく走れたことが期待以上だったそうです。もう50%以上は「買ってもいいかも」という気分だそうです。

新婚ほやほやでラブラブの三宅さんは、普段は営業にも使うコンパクトカーのパッソに乗っているそうです。コンパクトカーと比べてもその経済性を考えるとアウトランダーPHEVがとても気になる様子。ただ、立体駐車場に入れるようであれば十分に検討したいところだとか。

ご家族でいらっしゃっていた石川さんは、これまで国産車党だったものの、乗りたいクルマが見当たらず、欧州車に乗り換えたばかり。けれど、このアウトランダーPHEVならロールの少なさや重量配分の良さからくる走りのよさが気に入ったそうです。また、安全面を重視する奥さんも価格の割にいいのでは?と思えたそうです。いまはBMW X1に買い替えたばかりなので購入は現実的ではないけれど、次回の候補車には十分考えられるとのことです。

いずれのみなさんも、走りの良さや経済性、環境性能、安全面など、アウトランダーPHEVに満足したようです。

個人的には、クルマのことが気になって家族と楽しくクルマを試乗に来る風景に出逢えたことになにか懐かしいようなホッとした気分になりました。

(小林和久)

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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