発表! 三菱アウトランダーにプラグインハイブリッドあり【2012ジュネーブモーターショー】

ジュネーブモーターショーにおいて三菱自動車が次期アウトランダーを披露した。

ボディサイズは全長4655mm×全幅1800mm×全高1680mm。
ホイールベースは2670mm。
パワーソースは110kWの2.0リッターガソリンエンジン「4J11型」と同じく110kWの2.2リッタークリーンディーゼル「4N11型」。とくにディーゼルエンジンは14.9と低圧縮比トレンドに則ったものとなっているようだ。

そしてこの次期アウトランダーをベースに、三菱自動車らしいプラグインハイブリッド(PHV)の開発が進んでいることもアナウンスされた。

i-MiEVなど電気自動車で先行する三菱自動車らしく、電気駆動範囲の広いハイブリッドかつ駆動コントロールにも一工夫あるもの。
前後に駆動モーターを配置した4WDとなっている。

走行モードは、バッテリーに溜められた電気だけで走る「ピュア」、エンジンで発電してモーターで駆動する「シリーズ」、エンジンとモーターの出力をプラスして走る「パラレル」の3モードを持つ。
さらにランサーエボリューションなどでおなじみのコントロール技術である『S-AWC』も採用。とくにモーターというレスポンスにすぐれた駆動ソースを生かしたきめ細かく正確な制御を行なうという。

前後が完全に独立して駆動コントロールできるシステムだけに、どのような異次元の走りを感じさせてくれるのか、期待できる新システムだ。

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(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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