ながら運転の罰則強化(12/1~)に加え、国産車に「自動ブレーキ」装備義務化の動き

■ながら運転や高齢ドライバーの操作ミスによる事故が多発

政府が国産の新型乗用車(軽自動車含む)を対象に「自動ブレーキ」の装備を義務付ける方向で最終調整に入ったそうです。来年1月に発効予定の国際基準に合わせ、現行の国内基準を厳格化するもの。

情報によると既に主要自動車メーカーと調整している模様で、関係省庁との協議が調えば年内に正式決定するようです。国際基準の採用により、メーカー差がある自動ブレーキの精度を高め、普及させることが目的。

2021年11月以降に販売される新型車やモデルチェンジ車が対象となるようで、輸入車については開発期間を考慮し、国産新型車より後の義務化を検討しているようです。

危険な「ながら運転」

運転中のカーナビ注視やスマホ、携帯電話使用による交通事故件数が10年前に比べて倍増しており、政府は本年12月1日に道交法の改正を予定。

「ながら運転」の罰則強化

違反点数や反則金の引き上げ(約3倍)を予定していますが、ドライバーに起因する交通事故撲滅には「自動ブレーキ」の標準搭載が必須となりそうです。

Avanti Yasunori・画像:政府広報  MotorFan)

【関連リンク】

政府広報
運転中の「ながらスマホ」が厳罰化!違反点数が3倍、反則金も高額に!
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201707/2.html

2019年12月から厳罰化!運転中のながらスマホ
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg19829.html

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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