●EVの新車ラッシュで今後のEV戦線を勝ち抜きを狙うフォルクスワーゲン
昨年の世界販売台数が過去最高となる1,083万台を記録した独フォルクスワーゲン。
同社は先頃、今後の電動化に向け5年間で約3.8兆円に上る投資計画を発表。「VWをeモビリティーのナンバーワンにする」としてEV時代への布石を打つヘルベルト・ディース社長は、それでも投資が足りないとの危機感を抱いているそうです。
中国企業やスタートアップによるEV開発競争が加速するなか、同社は米テネシー州にEV工場建設を決定。
昨年6月に提携した米フォードとは、小型商用車の相互供給に加え、EVや自動運転での協業を模索しているようで、両社による世界販売は1,700万台を超える規模に。
今年末には、ドイツ東部のツウィッカウ工場で満充電時に550km走行可能なEV「I.D.」の量産を予定しており、日経新聞によると2025年までにVWが市場投入を予定しているEVは50車種を超える模様。
同社はディース氏の号令のもと、EVメーカーとしての道を突き進むとみられ、本年を起点としたEVの新車ラッシュで今後のEV戦線を勝ち抜く考えのようです。
(Avanti Yasunori・画像:フォルクスワーゲン)
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