【デトロイトモーターショー2019】デトロイトで愛を叫んだ豊田章男社長は「スープラは“Lit”」と語る。ところでLit”ってなに?

先代の生産終了から17年の時を経て、ついに復活した新型スープラ。デトロイトでおこなわれたそのお披露目には、トヨタ自動車の豊田章男社長自らが登壇。その門出を、巨大自動車メーカーの社長というよりはひとりのクルマ好きの視点から祝いました。

ところで、そのスピーチで気になったのが

『新型スープラは、走る楽しさ以上の経験を提供できる、まさに“Lit”なクルマになった』

という表現。“Lit”とは馴染みのない表現ですよね。いったいどんな意味があるのでしょうか? 気になったので調べてみました。

インターネットで調べてみたところ、“Lit”とは英語ですが正式な言葉ではなくスラング。楽しいことや楽しい状況の最上級を表し、つまりは「最高」といったところなのだとか。

ちなみに豊田社長自身もスピーチにおいて自分で「“Lit”なクルマ」と言っておきながら、その次には

「私の息子によると、“Lit”は最高という意味だそうです」

と、「スラングだからよく知らないけど使ってみた」というニュアンスのフォローを入れ、「背伸びしてその言葉を使った」と周りに思わせるジョークにしているのでした。

そんな“Lit”な新型スープラ。日本仕様に価格などの詳細はまだ発表されていませんが、6月とも言われる日本での正式発表が楽しみですね。

豊田社長のスープラ愛あふれるスピーチは、こちらから見ることができます。

(工藤貴宏)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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