先代の生産終了から17年の時を経て、ついに復活した新型スープラ。デトロイトでおこなわれたそのお披露目には、トヨタ自動車の豊田章男社長自らが登壇。その門出を、巨大自動車メーカーの社長というよりはひとりのクルマ好きの視点から祝いました。
ところで、そのスピーチで気になったのが
『新型スープラは、走る楽しさ以上の経験を提供できる、まさに“Lit”なクルマになった』
という表現。“Lit”とは馴染みのない表現ですよね。いったいどんな意味があるのでしょうか? 気になったので調べてみました。
インターネットで調べてみたところ、“Lit”とは英語ですが正式な言葉ではなくスラング。楽しいことや楽しい状況の最上級を表し、つまりは「最高」といったところなのだとか。
ちなみに豊田社長自身もスピーチにおいて自分で「“Lit”なクルマ」と言っておきながら、その次には
「私の息子によると、“Lit”は最高という意味だそうです」
と、「スラングだからよく知らないけど使ってみた」というニュアンスのフォローを入れ、「背伸びしてその言葉を使った」と周りに思わせるジョークにしているのでした。
そんな“Lit”な新型スープラ。日本仕様に価格などの詳細はまだ発表されていませんが、6月とも言われる日本での正式発表が楽しみですね。
豊田社長のスープラ愛あふれるスピーチは、こちらから見ることができます。
(工藤貴宏)