トヨタとパナソニックがEV用バッテリー開発で2020年に新会社設立へ

●EV用バッテリーの開発を通じて競争力を強化

トヨタ自動車とパナソニックがEVなどの車載用電池を開発・生産する新会社を2020年に共同で設立する方針を固めたそうです。

両社は2017年12月に車載バッテリー事業での提携を発表後、具体化に向けた協議を進めて来ており、EV性能を左右するバッテリー開発で協力。

HV用バッテリーを生産するプライムアースEVエナジーに共同で出資するなど協力関係にあり、影響力を強める中国勢や韓国勢に対抗する考えのようです。

充電時間が短く、走行距離を飛躍的に延ばせる「全固体電池」を共同で開発し、傘下のダイハツ工業やEVの基盤技術開発で協力するマツダやスバルにも供給。ホンダなどにも採用を呼び掛け、生産量を増やして価格競争力を高める模様。

トヨタ自動車は2020年以降、EV導入を本格化させる方針で、2030年にはEVとFCVを合計100万台/年を販売する計画。産経新聞によると、新会社にはトヨタが51%、パナソニックが49%出資する方向で調整しているそうで、今週中にも正式発表するようです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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