10月20〜21日に大分県のオートポリスで開催の「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 7 AUTOPOLIS GT 300km RACE」。21日に決勝が開催され、話題のModulo KENWOOD NSX GT3が3位で入賞し、初表彰台となりました。
予選で7番手となったModulo KENWOOD NSX GT3。これはチームにとってこれまでの中では最上位のポジションで特に300kmというレース距離を考えればギリギリ勝負権を持てる位置ともいえます。
21日の午後2時ころ、大分県警の白バイとパトカー先導のパレードラン、フォーメーションラップと続いてレースがスタート。スタートドライバーは道上龍選手。
レース開始直後に予選6番手だった52号車埼玉トヨペットGreenBraveマークX MCを抜き去りすぐにポジションを一つ上げます。
そして4周目までに何故かペースが上がらない0号車グッドスマイル 初音ミク AMGをかわすと5位にポジションアップ。その後は4位の61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTを追いかけていきます。
ところがGT500トップが20周目に入ったところで30号車TOYOTA PRIUS apr GTがセクター3の中盤でコースアウトし、その場所にとどまってしまうというアクシデントが起こります。自力では再スタートが出来ない様子で、まずファストレスキューオペレーション(FRO)が救援に入り、その後セーフティーカー(SC)の導入となります。
SUPER GTの場合、SC導入となると各クラスのマシンをメインストレートに順位順に整列させてからの再スタートとなるので前車とのタイム差は一気に縮まります。このSC導入はModulo KENWOOD NSX GT3にとってはレースを有利に進める上ではむしろラッキーだったのかもしれません。