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市販では初のミッドシップ・スポーツカー、MR2(AW11)。OPT系チューンドメーカー&ショップもこの様々な可能性を秘めるMR2に注目! OPTはボディセクションをマッドハウス・杉山氏と、エンジンセクションをシグマ・オートモーティブと組み、最高速にトライしていました。
着々と記録を伸ばしていた矢先、谷田部の高速周回路でドアが飛ぶハプニングを経験。エンジンの初ブローというトラブルにも見舞われてしまったのです。今回は、そんな第2次仕様の中身を詳しく見てみましょう!
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【OPTスーパーMR2への挑戦】
<ボディ・セクション>
美しいファーストバックの完成で戦闘的なスタイルに変身!
主管担当:杉山 哲・マッドハウス
エンジンのパワーアップと共に、ボディ軽量化と空力のリファインが徹底的に行われた。軽量化はマッドハウスで特製したFRPドアとアクリルウインドウの採用。さらにアンダーコートをノミとトンカチで2日間をかけて削り落とした。見た目を無視してリヤバンパーも取り外してしまった。
これで両ドアで約40kg、バンパーで10kg、アンダーコートで5kgの軽量化が予想され、カーボンボンネットや超軽量シートの採用がプラスされ、全重量は800kg台になっていると考えていた。
が、谷田部の重量測定では、全員がア然とした。ここまで軽量化したにもかかわらず、前391kg、後563kg、トータルで954kgという数値!MR2のメーカー発表値は940kgであり、まるで信じられない結果となった。
空力面でのリファインは、マッドハウス特製のアクリル製ファーストバックの採用だ。これでルーフからのエアがファーストバックにより整流されてリヤウイングまで導かれ、より強力なダウンフォースが得られるようになった。