ドアが飛び、エンジンブローに見舞われた悲しきOPT・MR2。その中身をチェック!・その3【OPTION 1985年1月号より】

<エンジン・セクション>
4A-Gでついに300psをマーク!

主管担当:時実昭臣・シグマ・オートモーティブ

今回のメイン変更点はタービン。前回のK26ではより高回転域でのパワーアップは望めないとの判断で、K27-3070G、エキゾーストハウジングは11番と、完全なレース仕様にセッティングした。

カムは逆に、前回の288度から280度にダウンさせ、低回転でスムーズに回転が上がるようにセッティング。ピストンは前回より1mmオーバーサイズの82.95mmのカールシュミットを使用した。また、前回はピストンクリアランスが大きく、ブローバイが多かったので、今回は8/100mmのピストンクリアランスに変更した。

インジェクターはメインに290ccを4本。追加として290ccを1本と327ccを1本、コンピューターにより設定回転でインジェクションするようにセッティングしてある。追加インジェクターは前回までメインと同じガソリンタンクとポンプから供給していたが、この方法だと燃圧が下がってしまうのでトランク内に追加専用のガスタンクと燃料ポンプ、レギュレーターを設置して燃圧低下を防ぐ方法をとった。

またベンチテストでは、K27を使用するとインテークのチャンバーが容量不足になると考えられ、完全な自作の大型インテークチャンバーがテストされたが、ベンチテストの時間に制約があり完全な燃調が不可能だったので、ノーマルチャンバーに戻して谷田部テストは行われたが、今後はこの大型チャンバーが使用される可能性は大だ。

今回のベンチテストではノーマルチャンバー使用、ブースト圧1.2kg/cm2で300ps/7000rpm、33kgm/5000rpmを発生した。が、この時のベンチ室温は約30度、また排ガスを外部に排出する部分から排ガスが室内に侵入してリフレッシュエアを吸入していない点を考えると、実車では300psを十分にオーバーしていると考えられる。

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1984年という時代に最高速チャレンジをしていたOPT・MR2。次にこのMR2挑戦を紹介する時には、本当のラストランの報告です! さて、何km/h出たでしょうか!?

[OPTION 1985年1月号より]

(Play Back The OPTION by 永光やすの)

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