先日家族でキャンプに出掛けた時、夜空を見上げて流れ星を探しながら、「北斗七星ってこんなに大きかったっけ? 流れ星を見るのは何回目? 満天の星空って癒されるなあ〜」と感じ入ってしまいました。そこで今回は、先日出掛けた星空キャンプについて紹介したいと思います。
星空キャンプのきっかけは、かみさんが「大接近中の火星が見たい、夏の流星群を見てみたい〜っ」と言い出したことでした。もちろんどこのキャンプ場では夜空は見えるわけですが、木々や山々に囲まれて視野が狭められたり、周りのランタンの明かりが邪魔したりします。そこで今回は「満天の星空を見上げにキャンプ場へ行こう!」と決めて、キャンプ場探しを始めました。
ネットで検索すると、星空観測を売りにするキャンプ場がいくつも出てきます。種類は2つあって、ひとつは標高や天候といった好条件が揃っており、裸眼で満天の星を楽しめる「環境型」。
ふたつ目は、キャンプ場の近くに天文台があって、一般公開や観測会が行われる「天文台型」です。家族全員が星にド素人なので、いろいろな説明が受けられる天文台型に狙いを定め、岩手県の「岩手山焼走り国際交流村キャンプ場」に出かけることにしました。
キャンプ場のすぐ横には「岩手山銀河ステーション天文台」があり、天文台に備え付けられた500ミリ反射望遠鏡を覗くことができます。ドーム屋根と望遠鏡が同時に動いて向きを変える時、子ども達から歓声が上がっていましたヨ。
ちなみに大接近中の火星は、現在大規模な嵐に見舞われており、火星独特の模様は見えませんでした。望遠鏡を土星に向けると、輪っかに囲まれた土星をはっきり肉眼で確認することができ、なぜか大人達が感激していました。