初代プリウス以来の出会いです。アイミーブでも亀が出ます!【i-MiEV珍道中】

昨日、富士スピードウェイで行われたハイパーミーティング&clicccar痛車オフは時折の豪雨に見舞われながらも、なんとか無事に終了しました(被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます)。

ですが、帰り道の御殿場インターに到着すると、豪雨の影響で東名高速上り線御殿場-大井松田間が通行止めとのこと。

といってもこちとらi-MiEVだよ。足柄SAとかで充電しないと不安じゃんか。途中にうまいことディーラーがありそうな気がしないしね。ということで、閉鎖された御殿場インター入り口で待つことおよそ30分。

料金所方面からオジさんが来て、「ムリだよ、増水しちゃってるから。いつ開通するかなんかわからないよ」とおっしゃる。

う〜ん、困った。ではここから近い急速充電器は、、、そうだ! 東京-大阪チャレンジの帰り道(もちろんi-MiEVでの)、静岡県内のディーラーはすべて火曜日がお休みであることに気付いた月曜の夜、探して見つけたあのエヴァンゲリオンの公用車もある箱根町役場が近いはず! しかも365日24時間対応してくれると行ってたはず!! ってことで、距離を調べると十分行けちゃう距離。

というわけで、われわれは箱根の山を目指しました。

さすがに登りは順調に電気を消費していきます。

頂上付近の乙女峠ではすでに3割くらいが減っていたように思います。

まあ、後は下りだから余裕だな、と思い、激しい雨の中、エアコンはフロントウインドウが曇って限界になるまで使わずに山を下ります。

山を下りると頂上での残り電力量とまったく変化ありません。航続可能走行距離はむしろ増えています。

こりゃ、あとは比較的フラットなオダアツ(小田原厚木道路)超えたらすぐ海老名だから、充電しなくて行けるんじゃねえ? ってことで、そのまま行きます。

思った通りオダアツは、途中に上り下りはあるものの、全体的には高いところから低いところへ走ってる訳で、想像以上に電気は減りません。厚木インターに近づいた地点で、航続可能距離とナビの目的地距離は、5kmのアドバンテージで航続距離が勝ってます。こりゃ行けるだろ、ってことで海老名もスルーパス。

が、海老名を超えたところ辺りでインターでぐるりと回ったり、加速をしたりしたせいか、アドバンテージはゼロに。

うっ、こりゃヤバいかも。でも、止まったってまあ、1kmくらい押すんだったらいいかな、クリッカーのネタになるし。

なんて、心の中のハラハラドキドキを押え込もうとする独り言が多くなっています。

そして、クルマの保管場所=充電箇所に到着したのはホントにギリギリでした。

航続可能距離は1kmを切ると「- – -」という表示になり、

その後は亀マークが出ました。

ウワサには聞いていましたが、ある意味感動!

初代プリウスを購入したとき、何度も見かけた亀マークによく似てます。まさか、自工会とかに亀マークのスタンダードがあるんでしょうか?

ともかく、i-MiEVで富士スピードウェイから四ッ谷まで無充電で帰って来ました。約120kmの行程です。

このころのi-MiEVはカタログ航続距離(JC08モード)で160kmなので、その3/4くらいは走れるってことですかね。

だけど、多くの軽自動車の使われ方は、一気に100km走ったりすることはそれほど多くないと思われ、だったら先日追加された航続距離が短くてお安いグレードM(航続距離120km)でもいいんじゃないかな、と改めて思った次第です。

ちなみに明日は、リーフで御殿場です。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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