e-POWERが人気を牽引する日産・ノートが一部改良で安全装備をさらに充実。SUV風の「クロスギア」も発売へ

2016年11月、e-POWERが発売されたことで人気を集めている日産ノート。元々、Bセグメントとしては長めの全長に加えて、巧みなパッケージングにより後席も広いなどの魅力もあります。

2017年9月1日に受けた一部改良では、高速道路などでドライバーをサポートする「インテリジェント クルーズコントロール」、走行車線を逸脱しそうになると、車線内に戻す操作を支援する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」を新たに設定。両装備は「e-POWER MEDALIST」、「e-POWER MEDALIST ブラックアロー」、「e-POWER X ブラックアロー」に標準装備され、「e-POWER X」と「e-POWER NISMO」にオプション設定。

なお、SUVテイストでオーテックジャパンが手がける「クロスギア」も今秋発売されます。

また、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の性能自体も向上されています。ペダルの踏み間違いによる衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」では、新たにフロントカメラとも連動され、約25km/hまで作動車速域を広げ、前方の歩行者に対しても作動するようにe-POWERで性能向上。こちらは「e-POWER MEDALIST」、「e-POWER MEDALIST ブラックアロー」、「e-POWER X」、「e-POWER X ブラックアロー」にオプション設定されています。

さらに、先行車や対向車のライトや道路周辺の明るさを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト」を一部グレードをのぞいて標準装備されています。安全装備の充実により、経済産業省や国土交通省などが推進している安全運転サポート車(セーフティ・サポートカーS/サポカーS)の「ワイド」に対応。

また、標準車と同様にノートNISMOも同時に一部改良され、ニスモ仕様は10月17日より発売。今回の一部改良では、スポーティさを強調したスタイリッシュな新グレードである「ブラックアロー」が追加されています。同グレードは、ルーフやドアミラー、アウトサイドドアハンドルのブラック化に加え、ダークメタリック塗装の15インチアルミホイールが採用され、スポーティな外観デザインが特徴。

内装トリム(ルーフトリム、ピラーなど)をブラック化し、シートやドアトリムクロス、フィニッシャー類が専用色とすることでクールな雰囲気が漂うインテリアに仕立てられています。

また、先述したように、トヨタ・アクアやホンダ・フィットなどライバルが設定しているSUVテイストの「クロスギア」もオーテックジャパンが手がけることで、今秋発売するとアナウンスしています。

ノートの価格帯は1,399,680円〜2,400,840円。ニスモシリーズは2,100,600円〜2,734,560円。

なお、「モード・プレミア」や「助手席回転シート」、「助手席スライドアップシート」も標準車同様に「インテリジェント クルーズコントロール」や、「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」が新たに採用されたほか、「ハイビームアシスト」を標準装備されています。価格は「モード・プレミア」は1,696,680円〜2,300,400円。「助手席回転シート」は1,588,680円〜1,920,240。「助手席スライドアップシート」は、1,816,000円〜2,123,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる