最新「デジタルVモーション」マスクに大変身! 日産「ノート」がマイナーチェンジ

■インパネのディテールを変更し、ポケッテリアの利便性を向上

マイナーチェンジでフェイスリフトを受けた日産ノート
マイナーチェンジでフェイスリフトを受けた日産ノート

ここ数年、日産自動車の登録車で最も売れているのが、コンパクトカー(Bセグメント)のノート。

2023年12月11日、大幅なフェイスリフトを伴いマイナーチェンジが発表されました。発売は2024年1月下旬です。現行型は第2世代「e-POWER」が搭載され、タウンスピードでの高い静粛性とスムーズな走りを享受できます。

セレナやルークスなどと同様に、フロントグリルに最新の「デジタルVモーション」が採用され、先進性を抱かせる顔つきに変身しています。

デジタルVモーションを採用
デジタルVモーションを採用

さらにフロントグリルは、有彩色のボディカラーには同色のカラードグリルが備わり、無彩色の外装色にはダークメタルグレーのグリルが用意され、表情豊かなフロントマスクになっています。

また、前後バンパーがボディカラー同色化され、外観がよりスマートになっています。リヤバンパーロア部には、アシンメトリーな模様が施され、日本の風景に溶け込むように工夫されています。

新デザインの16インチホイールカバー
新デザインの16インチホイールカバー

足元では、新デザインの16インチホイールカバーが見どころ。日本の伝統的な幾何学模様とすることで、立体感と和モダンを演出。

ボディカラーは、太陽光では赤みを帯び、陰に入ると青が表現される「スミレ」、フレッシュさをアピールする「ターコイズ」の2色の新色が設定された2トーンカラーをはじめ、全14色が用意されています。

マイナーチェンジを受けた日産ノートのインパネ
マイナーチェンジを受けた日産ノートのインパネ

一方のインテリアは、軽EVのSAKURA(サクラ)と同様に、インパネに水引をモチーフにしたデザインが施され、シート地にランダムストライプを採用することで、エクステリアとの統一感が図られています。

機能面では、LEDヘッドランプが全車に標準化され、夜間走行時の視認性を向上。使い勝手では、助手席グローブボックスの容量が拡大されています。収納スペースを上下2段に仕切ることで、取扱説明書や箱型ティッシュなどがすっきりと収納でき、利便性が引き上げられています。

インテリジェントキーに、車両に近づくと自動でロックを解除する「接近時アンロック機能」、降車後に車から離れると自動でロックをする「降車時オートロック機能」を備え、ロック、アンロックの手間を省くことができます。

●ノート「助手席回転シート」もマイナーチェンジ

日産ノートの「助手席回転シート」
日産ノートの「助手席回転シート」

また、日産モータースポーツ&カスタマイズは、ベース車と同様にノート「助手席回転シート」をマイナーチェンジし、2024年1月下旬に発売します。

「助手席回転シート」は、簡単な手動操作で助手席を車外に向けて回転できるモデル。身体を大きくひねったり、足を大きく開いたりせずに乗り降りすることが可能です。足腰の弱い方だけでなく、スカートや和服を着ている人のスマートな乗り降りもサポート。

助手席が回転し、乗降をサポートする
助手席が回転し、乗降をサポートする

助手席回転時の足元スペースはクラストップレベルを誇り、助手席回転シートに装備されているフットレストを使うことで、よりスムーズに乗降できます。

今回のマイナーチェンジではベース車と同様、フロントマスクが一新されるとともに、機能や使い勝手の向上が盛り込まれていてます。

●「日産ノート」価格
「X(2WD)」:229万9000円
「X FOUR(4WD)」:258万600円

●「日産ノート助手席回転シート」価格
「X(2WD)」:240万9000円
「X FOUR(4WD)」:269万600円

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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