カッコよかった。マジでカッコよかった。
っていうか、最近のふつうのクルマって、なんか妙に厚ぼったくてダッセエ(しかたないんだけど)──そう思うくらい、やっぱり全高の低いスーパーカーはカッコよかった。
なにがって、D1GPでついに実現したんですよ! レクサスLFA対ランボルギーニ・ムルシエラゴという対戦が。
まぁ、公式戦ではなくエキシビションマッチなんですが、そこで初めて実現したスーパーカー同士のドリフト対決なんです。
今村陽一選手が所属するOTG Motor Sportsでは、今季レクサスLFAをD1のエキシビションマッチ用に製作しました。純正搭載されているV10エンジンはチューンアップがむずかしすぎ、自動車メーカーレベルでないとできないので、エンジンはNASCAR用のV8に換装されています。さすがに前例のない車両、もちろんドリフト走行(競技)を想定していないであろう車両なので、これまではいろいろ不具合も出たんですが、だいぶ完成度が高まり、しかも今回はターボを装着して推定900psというハイパワーを得てきました。
シリーズ戦のほうはマークIIで戦って来た斎藤太吾選手は、シーズン当初より愛知のリバティー・ウォークの協力でランボルギーニ・ムルシエラゴをベースにしたD1マシンを製作してきました。
エンジンはノーマルのままですが、右ハンドルに作りかえ、フロントサスペンションにはスープラやセルシオの部品を使うなどして切れ角もアップ。今回ついにエキシビションマッチにデビューを決めたというわけです。
まぁ、LFAの900psというパワーだって、そういうクルマはほかにもD1GPにはいるし、ムルシエラゴは500ps。しかも車重はそんなに軽くないんですね。
だから、スペック的にはそんなにスゴくもないんだけど、やっぱりね、とにかく低い。それがカッコいい!
そんなスーパーカー同士が、本気でカーチェイスするんですよ! ドリフトしながら。そんなシーン、リアルで見たことないでしょ!?