世界で初めてのドリフト競技であるD1GPが誕生して15年。ドリフトはあっというまに世界に広まり、各国でドリフトのシリーズ戦が行われるようになってきました。
特にアメリカなんかでは、もう日本より経済効果も規模も大きい人気スポーツとなって、大メーカーのサポートを受けて、予算をジャンジャン使った最新のアメ車が競技に投入されたりしています。
また、各国のトップ選手はもはや日本に勝るとも劣らないテクニックを身につけていて、日本が世界のリーダーという立場ではなくなってきていたんですね。
でもね、スーパーカー2台のドリフトバトルというのは、まだ世界的にもそうそうないんじゃないかな。これは、やっぱりエポックメイキングな出来事だと思うんですよね。これが日本でできたっていうことは、ちょっと誇らしい。まぁ、スーパーカーがドリフトをするところっていうのは見慣れないもんですが、なかなか悪くないですよ。
やはり先に開発が進んでいたLFAのほうが戦闘力は高かったようで、エキシビションは今村選手が勝利。
それでも斎藤選手は、敗者復活単走で4位に入り、追走2ndステージに復活。そこで川畑選手のGT-Rに敗れてしまいました。
いっぽう今村選手のLFAは高山選手、アルカーシャ選手を倒してベスト4にまで進出して見せました。今回はエキシビションだったけど、いずれはシリーズ戦のほうで、この2台を見たいなぁ。
ちなみにこの大会「2015 D1 GRAND PRIX WORLD CHAMPIONS」はTeam TOYO TIRES DRIFT TRUST RACINGの川畑選手が優勝。前日のD1GP第6戦はSUNOCO FAT FIVE RACINGの斎藤太吾選手(このときはマークⅡ)が優勝しました。
LFAとムルシエラゴの走行が見られる「2015 D1 GRAND PRIX WORLD CHAMPIONS」の模様は1月16日発売の「ドリフト天国DVD」101号に収録予定。
また、前日の「2015 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.6」の模様は、11月26日発売の「ビデオオプション」261号に収録予定です。
ビデオの情報は、サンプロス・ウェブサイト(http://www.v-opt.co.jp/)
D1GPの情報は、D1公式サイト(http://www.d1gp.co.jp)
※画像提供:サンプロス(撮影:鈴木紳平)
(まめ蔵)