バッテリー性能革新とインフラ整備進展でEV本格普及へ

今年5月にトヨタ、日産、ホンダ、三菱自4社が合同出資で「日本充電サービス」を設立、2015年3月末までに急速充電器を現状2,000基の3倍となる6,000基まで増設する計画でインフラ整備が進み出しています。

GM_VOLT

こうした背景を踏まえてBMWが米テスラ「モデルS」に続いて、超軽量ボディをまとった小型EV「i3」を今春、日本で発売しました。

VWも今秋、小型モデル「e-up!」や、ゴルフのEVバージョンの2車種を日本の独自充電規格である「CHAdeMO」に準拠させて来年前半に発売すると発表。

Volkswagen Pressekonferenz auf der IAA Frankfurt 2013 VW_e-UP!

一方、国内メーカーでは日産が「軽」をベースにした100万円台半ばのEVを開発していると発表、新聞報道によると2016年の発売を目指しているようです。

このようにこれまで航続距離の観点から普及が足踏みしていたEVですが、ここへ来てようやく普及の兆しが見え始めています。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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