ニュルブルクリンクをマクラーレンP1で走ってみた

ロサンゼルスで開催される世界最大のゲームショー「E3(Electronic Entertainment Expo)」は、マイクロソフト、ソニー、ニンテンドーなど世界中のゲームメーカー、ソフトメーカーがこぞって最新のマシン、エンターテインメントを披露する場です。

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昨年(2013年)のE3でマイクロソフトが発表したまったく新しいゲームマシン「Xbox ONE」と同時に発表された「Forza Motorsport 5」は、9月4日に日本市場にて発売される予定で、予約も間もなく開始されるとのウワサです。

その「Foreza Motorsport 5」は、2014年のE3で、無料でニュルブルクリンクを追加したとアナウンスされました。

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会場には3モニターの試遊台が用意され、バケットシートにステアリング、ペダルを取り付けた本格的なシミュレーターの状態になっています。

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ここを走らせるのはやはり、Forza Motorsport 5のフィーチャーカーでもあるマクラーレンP1をセレクト。走ったこともないコースを走ったこともないクルマで果敢にもチャレンジです。

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スタートして左右にケツを振られながらいきなりコーナーに突っ込みました。ガラスにもひびが入ります。

ビギナーのクセに、ステアリング、アクセル、ブレーキのアシストを、みなさんが見ている前だったので見栄を張ってすべて「OFF」にしていたせいです。でも、米国民の面前で、日本男児たるもの怖じ気づくにも行かず、そのままゲームを続行します。

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ニュルはご存知の通り長いストレートや急激なアップダウン、もちろん様々なコーナーなどありとあらゆる場面が登場する、いわば走行シーンのデパート。コースを覚えていなくても破線上をトレースすればだいたい走らせられるし、上記のアシスト機能をフルに使えば初心者でもいきなり楽しめて、慣れていけばそれらを少しずつ外していけばより高度な走りが可能になって腕も磨かれていくのです。

コーナーを恐る恐る抜け続け、ついにロングストレートに差し掛かり、最高速度はバーチャルながら350km/hオーバーを体験! これはかなり興奮します。

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今回はショーの試遊ということで、その一部しか走れませんでしたが、できれば何周かして、コースに慣れていきたい、もっと走りたいと思いました。私はそれほどゲームをやらないほうですが、ここまでリアルで楽しめるなら、ゲームとしてでなく、運転の練習やサーキットの体験として手元に置いておきたいシミュレーターだと思います。

その他の目玉は「Forza Motorsport 4」に引き続きTop GEARとのコラボをまた実現しているそうです。カーエンターテイメントTV番組「Top GEAR」に登場する特設コースをモニター上で走らせることができます。

Boxshot Wizard file used for creating global boxshotsさらに、Forza Motorsport 4から引き継がれたバーチャルショールーム、Vistaモードでは、その車種や詳細さが格段に上がっているといいますが、こちらは今回は体験できていません。

上にも書きましたが、こういった最新ゲームの場合、発売前に特典のある予約受付を開始、さらにその予約受付開始に伴うイベントをするのが通例です。

早くそのイベントがあれば、ぜひその場でさらに深く体験したいものです。機会があればみなさんもすべてにおいて格段にアップしたForza Motorsport 5を味わってみて下さいね。きっとすぐに楽しめるハズです。もちろん、Forza Motorsport 4やグランツーリスモをやり込んだユーザーもきっと満足の出来になっていることでしょう。

Forza Motorsport 5公式ページ:http://www.xbox.com/ja-JP/xbox-one/games/forza-5

(小林和久)

 

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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