北海道のドライブスポット・サロベツ原野(2)【車中泊女子の全国縦断記】

幌延ビジターセンター

前回の『サロベツ湿原センター』に続いて、『幌延ビジターセンター』サロベツ原野自然探勝路に行ってきました!7月下旬です。

展望台

ビジターセンターの道向かいにある展望台。高所恐怖症でなければ是非、登ってみてください。

幌延展望台からの眺め

こ〜んな眺めを堪能できます。右側に写っているのが長沼です。

幌延サロベツ散策路案内図

ここからは、長沼〜小沼〜パンケ沼までの探索コースが続いているのですが、ほとんどの観光客の方は長沼まで行って帰ってくるコースで、およそ30分程度。わたしは今回、案内図の左上の図にあるコースの途中、小沼とパンケ沼の間にある展望所まで行きました。

ヤマドリゼンマイ

ヤマドリゼンマイ。秋に訪れると、一面褐色に染まっている原野を見ることができます。 

長沼とタチギボウシ

長沼とタチギボウシ。こちらもまだ蕾ばっかりでした。

『サロベツ湿原センター』から1週間近く経っているので、モウセンゴケの花がもう咲いてるだろうと期待していたのに…ぜんっぜんでした。ちょっとだけど南なのに…(T_T) というか、こっちはモウセンゴケが少ない。沼があるのに『サロベツ湿原センター』よりももっと笹が多いです。 

木道

360度、だれ〜もいない原野にひとり。ちょっと怖いような気がしないでもないんですが(笑)吹き渡る風が心地よかったですよ!

野鳥

沼があるお陰で、水鳥も多く生息しています。水面に浮かぶのは睡蓮(スイレン)の仲間のコウホネ(マッチ棒みたいな黄色い花)、ヒツジグサ(小さな白い睡蓮)、ヒシ(白くて小さくて可愛い)など。

クロバナロウゲ

クロバナロウゲ

ホロムイイチゴ

ホロムイイチゴ

ツルコケモモ

ツルコケモモ。ホロムイイチゴとツルコケモモは、長沼に入ったあたりの木道の両脇にた〜っくさん生えていました。小さいし足下なので知らないと気づきにくいと思います。 

チョウチョ

タチギボウシの蕾の上、向かい合う可愛らしいチョウチョ。

エゾノレンリソウ

エゾノレンリソウ

幌延 木道

展望台と言っても高さは1.5mもない位だったし、あたり一面みどりの風景だったので写真は割愛(笑)。満足して引き返し、パンケ沼まではクルマで移動しました。

パンケ沼

『幌延ビジターセンター』から広域農道で5〜6km、パンケ沼に到着。トイレがあるだけで、特に施設はありません。

ちなみにペンケ沼(ペンケトー)とは、アイヌ語で「川上の沼」という意味で、この更に北にパンケ沼(パンケトー/同じく「川下の沼」)もありますが散策路はここまで。

パンケ沼から見た利尻富士

パンケ沼の北西には利尻富士が見えます。

クガイソウ

クガイソウ。パンケ沼周辺の方が花が咲くのが早いように感じました。 

次回はラスト、浜勇知原生花園と豊富温泉です。

(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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