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■2024年はクロカン4WDやスポーツモデルの当たり年になる
2024年も新型車がめじろ押しになりそうです。そのなかでも注目となりそうなベスト3を紹介していきましょう。まずベスト3です。
●パジェロの走破性をふたたび感じるトライトンの登場
![バンコクモーターショーで発表されたトライトン](https://clicccar.com/uploads/2024/01/01/2023_triton_BKK_M_0086-200x133.jpg)
ベスト3に選出したのは三菱のピックアップトラックトライトン。トライトンはすでにアジア地域では販売されているモデルですが、日本には2024年に導入予定です。
ご存じのように三菱はかつて名オフロード4WD、パジェロを製造販売していました。現在は消えてしまったパジェロですが、パジェロ同様に高いクロスカントリー4WD性能が与えられているのがこのトライトンです。
強固なラダーフレームを使い、フロントにダブルウィッシュボーン+コイル、リヤにリーフ式サスペンションを採用。2.5リットルのディーゼルターボに、三菱自慢のスーパーセレクト4WD-IIを組み合わせています。
![高いクロカン走破性で人気だったパジェロ](https://clicccar.com/uploads/2024/01/01/ec3934c8ea4f2b7361fe52e60a14ec55-200x145.jpg)
トヨタがランドクルーザー70を復刻したり、ランドクルーザー250を登場させたりと、日本もクロカン4WDブームの兆しを感じるようになってきました。そうしたなかでもトライトンはヘビーデューティモデルであり、マニアのなかでトップに位置するモデルになること間違いなしなのです。
●コンパクトなFFでMTモデルは無敵の楽しさ 現代のボーイズレーサー スイフトスポーツ
![フルモデルチェンジされたスイフト](https://clicccar.com/uploads/2024/01/01/im0000008526-200x114.jpg)
ベスト2はまだ正式に発表されてはいませんが、スイフトスポーツを推したいですね。
ベーシックモデルのスイフト(5代目)は2023年12月に発表されました。パワーユニットは1.2リットルのピュアガソリンエンジンモデルと、1.2リットルのマイルドハイブリッドモデルの2タイプ。駆動方式はFFと4WDが選べます。
ミッションはCVTが基本ですが、マイルドハイブリッドのFFならば5MTも設定されています。なお5MTは販売が2024年1月にずれ込むとのことです。
![先代スイフトベースのスイフトスポーツ。現在も発売中のモデルとなる](https://clicccar.com/uploads/2024/01/01/im0000008276-200x98.jpg)
スイフトには各世代ともに、スポーティモデルのスイフトスポーツが存在します。4代目のスイフトは2016年12月にベーシックモデルが登場、スイフトスポーツは翌2017年9月に登場しています。このタイミングのズレを考えれば、2024年にはスイフトスポーツが登場してもおかしくありません。
コンパクトなボディにターボエンジン、そしてMTの採用が行われるであろうスイフトスポーツへの期待は大なのです。
●トヨタの名車復活なるか セリカ&MR2復活にかける期待
![1990年ラリー仕様のセリカ](https://clicccar.com/uploads/2024/01/01/1990-200x94.jpg)
ベスト1は、さらに妄想の世界に入っていきたいですね。果たして2024年に可能なのかどうか不明ですが、セリカ&MR2復活の話です。
トヨタはGRというブランドを作ったことで、かなり自由に車作りができているように感じられます。そのルーツは86を復活させたことにあると思うのです。
さらにまさか、FRの2ドアモデルをトヨタのような保守的な力もある会社が復活させるなんてと思った人もいるかもしれませんが、そもそもトヨタはかなり自由で思い切った車作りを行ってきたのです。
ミッドシップスポーツのMR2を作ったり、ガルウイングドアを備えたセラを作ったりと、かなりチャレンジングな製品を送り出しているメーカーなのです。セリカやMR2が復活してもなにもおかしくありません。
そのキーワードとしてちらついているのが、EVプラットフォームの存在です。
EVプラットフォームを使えば4WDモデルやリヤ駆動モデルを作るのも比較的簡単。かつてWRCで活躍したセリカGT-Fourなどは復活させやすいいモデルだといえるでしょう。
![初代のMR2。このモデルは1.6リットル。2代目は2リットルとなった](https://clicccar.com/uploads/2024/01/01/1984-200x127.jpg)
MR2はエンジンをホイールベース内に搭載するミッドシップ方式が最大の特徴ですが、EVの構成パーツのなかで重量が重いのはバッテリー。
そのバッテリーはフロア下に配置されるので、EVの世界ではミッドシップという言葉はあまり意味を持たないと言えますが、それでもリヤアクスルの前にモーターを配置した後輪駆動のコンパクトな2シーター登場には期待が広がるのです。
(諸星陽一)