2024年に軽スーパーハイトワゴンを買うならこの3台がおすすめ【2024年おすすめ車ベスト3】

■私がおススメする2024年買いたい車3選

新車販売の主役は、2024年も軽自動車になることは間違いないでしょう。ダイハツは検査不正の影響が大きく、新型車の出荷停止だけでなく、噂されている次期ムーヴなどの新型車も先送りになると考えられます。

2023年は、軽自動車の王者であり、登録車も含めた大人気モデルのホンダの新型N-BOXをはじめ、マイナーチェンジながら大きく雰囲気を変えた三菱デリカミニ、日産ルークス、スズキからは新型スペーシアが登場。

ここでは、2024年に買いたい軽スーパーハイトワゴンを3台ピックアップしたいと思います。

●王者ホンダ・N-BOXの隙のない走りだが、値付けは強気

ホンダから登場した新型N-BOX
ホンダから登場した新型N-BOX

ホンダのN-BOXは、内外装の変わり映え以上に、走りが大幅に進化しています。

新型N-BOXの走行シーン
新型N-BOXの走行シーン

プラットフォームやパワートレーンは先代からの流用で、ノーマル仕様のN-BOXはNAエンジンのみとなっています。

NAエンジンは、吸気バルブの制御にVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)を採用することで、最高出力58PS/7300rpm・最大トルク65Nm/4800rpmというスペック以上の力強さを味わえます。ターボと乗り比べると、当然ながら力感では譲るものの、タウンユース中心であれば十分といえる動力性能を味わえます。

カスタムのターボ車はかなり力強い走りが得られる
カスタムのターボ車はかなり力強い走りが得られる

カスタムに設定されたターボ仕様は、同じ速度域でもアクセルを踏む量を抑えられることもあり、音や振動面で有利で、高速道路への合流時、追い越しする際の加速フィールでも明らかに1枚上手。

ファーストカーとしてのニーズも担う軽スーパーハイトワゴンですから、走りの面でクラストップを狙うのなら、N-BOXカスタムに設定されているターボモデルで決まりでしょう。

さらに、NAエンジン車、ターボ車ともに乗り心地や静粛性でも新型スズキ・スペーシアも含めて同クラスでトップレベルにあり、高速道路での乗り味は群を抜いている印象です。

新型N-BOXは、走りの面でもさらなる進化を遂げています。価格もライバルよりもかなり強気の設定になっていて、物価高で予算も厳しいはずの中で、どう評価されるのか気になるところ。

・N-BOX価格帯:164万8900円〜236万2800円

●後席の快適性向上を盛り込んだスズキ新型スペーシア

新型スズキ・スペーシアのエクステリア
新型スズキ・スペーシアのエクステリア

新型スズキ・スペーシアは、先代のスーツケースから大容量コンテナにモチーフを変えたデザインや、インパネの質感の高さが印象的です。1人3役をこなす「マルチユースフラップ」や「パーソナルテーブル」の設定など、後席の快適性向上も盛り込まれています。

スペーシアは、N-BOXとは異なりNAもターボもマイルドハイブリッド化していて、強化されたプラットフォームやスズキ最新の「デュアルセンサーブレーキサポートII」の採用により、安全面、ドライバーサポート機能も一気に軽スーパーハイトワゴンの中でもトップレベルに躍り出ています。

高速道路でアダプティブクルーズコントロールや車線中央維持機能などを確認しましたが、制御に違和感はなく実用性は高そう。

走りを重視するのならスペーシアもターボが無難
走りを重視するのならスペーシアもターボが無難

スペーシアもノーマル仕様はNAエンジンのみ。マイルドハイブリッドの恩恵は、クラストップの25.1km/L(HYBRID G/FF)という低燃費で受けることができます。モーターアシストは時間・出力ともに制限があるものの、平坦路での発進時、加速時にスーと押されるような感覚を享受できます。

一方で、山岳路や高速道路では49PS/6500rpm・58Nm/5000rpm(一定時間作動するモーターアシストは2.6PS/40Nm)というアウトプットからも分かるように、N-BOXと比べると力強さでは一歩譲ります。また、高速道路での乗り心地や静粛性でもN-BOXには及ばない印象で、特にロードノイズ、風切り音が大きめ。

NAもターボもマイルドハイブリッドを引き続き採用
NAもターボもマイルドハイブリッドを引き続き採用

スペーシア カスタムに設定されるターボ車は64PS/6000rpm・98Nm/3000rpmのエンジンに3.1PS/50Nmというモーターの加勢も含めて、低速域から沸き上げるようなトルク感、急な上り坂でも息切れしないパンチ力が伝わってきます。

新型スペーシアも街乗り中心であれば、NAエンジン車でも必要十分な動力性能が得られます。4人乗車や多くの荷物を積む機会が多く、高速道路を使ったロングドライブも多いのならカスタムを選択したいところ。

・スペーシア価格帯:153万100円〜219万3400円

●4WDモデルを指名したい軽スーパーハイトワゴンの三菱デリカミニ

三菱デリカミニのエクステリア
三菱デリカミニのエクステリア

軽スーパーハイトワゴンで4WD車を狙うのであれば、三菱デリカミニがおススメです。

日産との共同開発で異例となる足まわりの専用セッティングが施されていて、タイヤサイズは165/60R15。確かな走行安定性は確かにデリカ・シリーズを名乗るにふさわしい仕立てになっています。

デリカミニは4WD車の走りが際立つ
デリカミニは4WD車の走りが際立つ

足腰の強さが感じられるハンドリングの良さは、キャンプ場の砂利道などだけでなく、街中や高速道路でも実感できます。

背の高さで広さと開放感を高めている同クラスは、とかく横風や路面状態などの外乱の影響を受けがちです。デリカミニは、こうした背高系の課題をタイヤサイズと足まわりでそれなりに抑え込んでいます。

デリカミニもマイルドハイブリッドをNA、ターボ車に搭載していて、NAは52PS/6400rpm、ターボ車は64PS/100Nm。モーターアシストは2.7PS/40Nm。デリカミニがCMなどで展開しているキャンプやスキー、スノーボードなどの用途も予定しているのであれば、ターボ車を選ぶのがやはり無難です。

・デリカミニ価格帯:188万1000円〜223万8500円

(文:塚田 勝弘/写真:小林 和久)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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