スズキの軽ミニバン「エブリイ」次期型にEV導入へ。トヨタとダイハツも強力タッグ

■シングルモーターを搭載、一回の充電による航続距離は200km

スズキは現在、ワンボックス軽自動車「エブリイ」次期型を開発中とみられますが、情報を元に予想CGを制作しました。

スズキ エブリイ ワゴン 次期型 予想CG
スズキ エブリイ ワゴン 次期型 予想CG

1964年の「キャリイバン」を起源とする初代「エブリイ」は、1984年に誕生。1999年にデビューした4代目では、大人4人が快適にドライブできる「エブリイワゴン」が導入されており、次期型はエブリイが第6世代になるとともに、エブリイワゴンにとっては第3世代となります。

スズキ エブリイ ワゴン 現行モデル
スズキ エブリイ ワゴン 現行モデル

次期型最大の注目は、フルEVが導入されることでしょう。2023年5月には、トヨタ、ダイハツ、スズキは3社が共同開発で軽EVを開発することを発表、トヨタが「ピクシスバン」、ダイハツが「ハイゼット」、そしてスズキが「エブリイ」として発売される予定です。

共同開発されるEVは、5月に広島で開催されたG7サミットでプロトタイプが公開、「エブリイEV」プロトタイプも存在していました。ただし、次期型ではEV専用モデルに移行するのではなく、ICE搭載モデルと併用されます。

スズキ エブリイ
スズキ エブリイ

ICE次期型デザインは、Cピラーとリヤウインドウを繋げるブラックウレタンがスポーテイに。ヘッドライトは縦から横型になり、丸型2連プロジェクター内蔵、ブラックカバーで精悍な印象に進化します。また、グリルはLEDランプをつなげたウイング型デザインで、アンダーグリルも横幅いっぱいにデザインされ迫力アップが予想されます。

ICEのパワートレインは、660cc直列3気筒「R06A型」エンジンの改良型、およびターボ版で、FFと全輪駆動が設定されると思われます。新たに導入されるエブリイEVでは、シングルモーターを搭載、1回の充電による航続距離は200kmとなりそうです。

エブリイ次期型のワールドプレミアは、最速で2024年内に予想されています。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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