価格高騰で毎月のガソリン代は「8000円以上」が最多。ユーザーの対策は「車の使用頻度を減らす」が59.7%

■一般ユーザーが支払う毎月のガソリン代を調査

ガソリン価格の高騰が続いています。資源エネルギー庁の発表によれば、2023年9月25日時点のレギュラーガソリン全国平均価格は180.5円/L。2023年8月7日時点に180.3円/Lとなって以来、7週連続で180円台をキープしています。

レギュラーガソリン全国平均価格は高水準を続けている
レギュラーガソリン全国平均価格は高水準を続けている

そのため、政府では、本来2023年9月末に終了予定だったガソリンの補助金(燃料油価格激変緩和補助金)を2023年12月末まで延長することを決定。2023年9月7日からは補助金の支給額も拡充する対策を行っており、10月中には175円/L程度の水準になることを目指しています。

それでも、かつては高くても150円/L台や160円/L台だったことを考えると、かなり高止まりし続けていることは確か。車をよく利用する人などにとっては、お財布が苦しくなるなどで困っている人も多いでしょう。

では実際に、一般ユーザーは現在、毎月どれくらいのガソリン代を払っているのでしょうか? また、価格高騰に対する対策としては、どんなことをやっている人が多いのでしょう。ナイルが、全国の男女1179名を対象に行ったアンケート調査の結果を紹介します。

●ガソリン代が高いと感じる人は97.6%

今回の調査は、2023年9月7日〜9月12日の期間、インターネットを使ったアンケート形式で行われたものです。

ガソリン代は高いと感じるか(出展:ナイル)
ガソリン代は高いと感じるか(出展:ナイル)

調査では、まず、「ガソリン代が高いと感じるかどうか」を質問。その結果、

・「感じる」:97.6%
・「感じない」:2.4%

と、ほとんどの人がガソリン代を高く感じていることが分かりました。

次に、調査では、「ガソリン代は高い」と回答した人に、「ガソリン価格の高騰は生活を圧迫しているか」を質問。その結果、

ガソリン価格の高騰は生活を圧迫しているか(出展:ナイル)
ガソリン価格の高騰は生活を圧迫しているか(出展:ナイル)

・「圧迫している」:79.5%
・「圧迫していない」:20.5%

と、約8割の人が家計を圧迫していると回答しています。

●毎月のガソリン代が2022年の平均より高い人が41.6%

さらに、調査では、「ガソリン代は毎月平均でいくらかかっているか」を質問。結果は以下の通りです。

ガソリン代は毎月平均でいくらかかっているか(出展:ナイル)
ガソリン代は毎月平均でいくらかかっているか(出展:ナイル)

1位:「8001円以上」 41.6%
2位:「4001円〜6000円」 21.7%
3位:「6001円〜8000円」 19.1%
4位:「2001円〜4000円」 13.3%
5位:「2000円以下」:4.2%

最多の「8001円以上」は全体の4割以上を占めており、2位「4001円〜6000円」の約2倍となりました。

ちなみに、総務省が発表した「家計調査(家計収支編)調査結果」の「1世帯当たり年間の品目別支出金額(総世帯)」によれば、ここ数年、ガソリン代の1世帯当たりの年間支出金額は以下の通りになっています。

・2020年:4万2425円(月平均で約3535円)
・2021年:4万8431円(月平均で約4036円)
・2022年:5万4534円(月平均は約4545円)

このように、最近は、ガソリン代の1世帯当たり年間支出額は毎年増加傾向です。それでも、現在、毎月8000円以上を払っているユーザーの場合では、2022年の月平均から比べても、毎月の支払い額が1.8倍近く高くなっているといえます。

●ガソリン価格高騰の対策とは?

調査では他にも、「ガソリン代を節約するために何か対策をしているかどうか」も質問しており、結果は

ガソリン代を節約するために何か対策をしているか(出展:ナイル)
ガソリン代を節約するために何か対策をしているか(出展:ナイル)

・「対策している」:55.5%
・「対策していない」:44.5%

と、対策している人が過半数以上に。また調査では、「対策している」と回答した人に、「どのような対策をしているか」を聞いたところ、以下のような結果となったそうです。

1位:「使用頻度を減らす」 59.7%
2位:「アイドリング・エコ運転」 15.7%
3位:「ガソリンを安くいれる」 9.9%
4位:「遠出を控える」 5.2%
5位:「エアコンの使用方法」 4.5%
6位:「ハイブリッド車・軽自動車」 2.8%
7位:「そのほか」 2.3%

ガソリン代を節約するために、どのような対策をしているか(出展:ナイル)
ガソリン代を節約するために、どのような対策をしているか(出展:ナイル)

なお、59.7%で最多だった「使用頻度を減らす」と回答した人には、「電車や自転車に乗る」「買い物はまとめて済ます」など、車以外の移動手段を使ったり、効率よく予定を組んだりすることで、車に乗る頻度を減らしている人が多かったそうです。

また、2位の「アイドリング・エコ運転」と回答した人には、「燃費の良い運転を心掛ける」「急発進を行わない」など、運転の仕方を見直すといった意見がみられたといいます。

ちなみに「そのほか」には、「車両荷重の軽減するため無駄な荷物を下ろす」「燃費のいいタイヤに交換」といった声もあったとか。車を軽くすることで燃費を上げたり、エコタイヤを使うなど、各ユーザーが思い思いの方法でガソリン価格高騰に対策を施しているということですね。

●価格の高水準はまだまだ続く?

資源エネルギー庁の調査によれば、レギュラーガソリン全国平均価格は、

・2021年10月4日時点で160.0円/L
・2023年6月19日時点で170.1円/L
・2023年8月7日時点で180.3円/L
・2023年9月4日時点で186.5円/L(1990年の調査開始から最高値)

と、ここ数年で高騰が続いています。

レギュラーガソリン全国平均価格は、ここ数年で高騰が続いている
レギュラーガソリン全国平均価格は、ここ数年で高騰が続いている

現在は、前述の通り、政府が、2023年9月7日にガソリン補助金の延長と拡充を行ったことで、徐々に下がり始めていますが、それでも2023年9月25日時点で180.5円/L。依然として180円/L台をキープしています。

もし、政府がガソリン補助金による対策で目指す175円/L程度の水準となったとしても、2021年10月以前と比べれば、価格の高水準はまだまだ続くことが予想できます。

ガソリン価格は、国民の生活に大きな影響を及ぼすものだけに、一日でも早く価格の沈静化や対策を望みたいところですね。

(文:平塚 直樹 *写真はすべてイメージです)

【関連リンク】

ナイル公式ホームページ
https://carmo-kun.jp/column/pr/contents/

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この記事の著者

平塚 直樹 近影

平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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