伝説の「デ・トマソ・パンテーラ」をより美しく。「アレス パンサーEvo」はここが進化した【最新マニアックスーパーカー紹介】

■ランボルギーニ「ウラカン」をベースに開発、V10エンジン搭載

アレスデザイン社が、2019年に発表したスーパーカー「Ares Panther PrrogettoUno」(アレス・パンサー・プロゲットウーノ)の進化系となる「アレス・パンサー Evo」が世界初公開されました。

アレス・パンサー Evo
アレス・パンサー Evo

アレス・パンサー・プロゲットウーノは、伝説の名車「デ・トマソ・パンテーラ」をモチーフにしつつ、ランボルギーニ「ウラカン」をベースに開発されたモデルです。

アレス・パンサー Evo
アレス・パンサー Evo

パンテーラとほぼ同サイズのボディに、より洗練されたエクステリアデザインに進化、最高出力650psを発揮するV型10気筒エンジンを搭載しています。

「気概とスタイルの完璧な融合」と伝えられるアレス・パンサーですが、パンサーEvoでは、コンポーネントの寄せ集めのようには見えないまったく新しいリアエンドを備えているのが特徴です。

変更は広範囲におよび、新設計されたリアバンパーと、以前のクワッドテールパイプを置き換える、センターマウントのデュアル排気システムがインストールされています。また、スリムになったLEDテールライトを配置、ナンバープレートの窪みも解消されています。

アレス・パンサー Evo
アレス・パンサー Evo

変更は「細心の注意を払って作られた」キャビン内にも続き、2本スポークのステアリングホイール、改良されたスイッチギア、縦向きのインフォテインメントシステムが装備されています。マニュアル風のシフターも確認できますが、7速デュアルクラッチトランスミッションがキャリーオーバーされると言われているため、謎です。

CEOのアレス氏は、多くの詳細には触れませんでしたが、市販型にはカーボンファイバーのボディパネル、スチール製のロールケージ、そして「アルミニウムとカーボンファイバーのハイブリッドシャシー」が搭載されていると述べています。

またパワートレインは、最高出力650psを発揮する5.2リットルV型10気筒エンジンを搭載、0-100km/h加速は3.1秒で、最高速度は325km/hの動力パフォーマンスを持っています。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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